Vol.041 「涼を呼ぶボサ・ノバBGMをご紹介」

ひとあし早く、避暑地で芸術鑑賞してきました。



みんすま読者のみなさん、こんにちは。小西です。
長い梅雨もやっと明け、今年も蒸し暑くなってきましたね。都心はビルのエアコンの放射熱などで温度が上昇してしまい、歩いているだけでフラフラしてしまいます。実は4年程前に、熱射病で倒れてしまったことがあるので、それ以来夏の暑い日は、お水を沢山飲むようにしています。真夏は自分でも気付かないうちに、かなりの水分が身体から出てしまっているんですよね。皆さんも気を付けてくださいね。

さて、先日僕は、週末を利用して中軽井沢の先にある「メルシャン軽井沢美術館」に行ってまいりました。浅間山の近くに位置する軽井沢付近には、湿気のない清々しい風が吹いており、まさに避暑地を満喫という気分に浸れました。

ちょうど今、オーストリアを代表する美術家で、自然を愛したエコロジストのフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーの回顧展が開催されています。彼は日本の木版画師たちとの共同作業による作品をヨーロッパで初めて発表した人物。また、彼の死後に完成した大阪市舞洲(まいしま)のゴミ処理工場『大阪市舞洲スラッジセンター』のデザインは、その奇抜な外観から賛否の声が上がりましたが、フンデルトヴァッサーならではの作品です。

彼は人と自然、自然と都市をテーマにした作品を多く残していますが、一貫して渦巻きを主軸とする自由な曲線で全体を構成し、どれもが色鮮やかに表現されています。今回の大回顧展では、初期の水彩画、版画、木版画、環境・自然保護ポスター、建築作品、せみ凧等を観る事が出来ます。10月29日まで開催していますので、暑い都会を逃れて、是非避暑がてらしばし芸術に浸るのもオススメです。

『人と自然:ある芸術家の理想と挑戦 フンデルトヴァッサー展』
2006年6月10日(土)〜10月29日(日)まで開催(火曜日休館、但し8月は無休)
メルシャン美術館ホームページ(外部サイトへ)

芸術鑑賞の後は、ウィスキーを作っている『軽井沢蒸留所』の見学や、シングルモルトウィスキー「軽井沢17年」やワインの試飲も出来るので、こちらも是非。

夏はボサ・ノバで涼を呼びましょう。

JOAO VOZ E VIOLAO/ Joao Gilberto
ジョアン 声とギター/ジョアン・ジルベルト
PHCA-1067
2000 RELEASE
http://www.universal-music.co.jp/
u-pop/artist/j_gilberto/index.html
さて、話は変わって、暑さ対策ですが、みなさんはどういった工夫をされていますでしょうか。
暑い夏、大人は『音』で涼を呼ぶ演出を考えてみるのもよいと思います。そこで今週は、心地良く、ちょっと涼しくなるような音楽をいくつかご紹介したいと思います。

暑い時期は暑い国の音楽が、オススメです。たとえばブラジルのボサ・ノバ。聴いてみると涼しく爽やかな時間を過ごせるから不思議です。そこで今週は、初心者の方にオススメのボサ・ノバのCDをいくつかご紹介しますね。

まず推薦したいのは、ボサ・ノバと言えばもうこの人しかいません、というくらい有名なボサ・ノバの神様「ジョアン・ジルベルト」の曲です。その独特なメロディ、独特のギター演奏法、そして囁くように唄う歌唱法、これが「ボサ・ノバ」と呼ばれる音楽のスタイルが確立した最初だといわれています。今や誰もが知っているスタンダード曲「イパネマの娘」も彼の作品です。僕のお気に入りは、彼の代表曲でもある「想いあふれて/シェガ・ヂ・サウダージ」。夏の午後の日差しの中でゴロっと寝転がって聴いてみてください。身体の中にブラジルの風が駆け抜けて、爽やかなサマータイムを過ごせますよ。
初期の作品はどれも素晴らしいものばかりですが、2000年にリリースされた『ジョアン 声とギター』と言うアルバムは、カエターノ・ヴェローゾのプロデュースでオススメのアルバムです。ジョアン・ジルベルトの声とギターだけで全曲名演奏です。 冷房節約を兼ねて、何かひと工夫されたいという方は、是非この夏のおともにCDを手にしてみてください。

大人の為に大人のサウンドで涼を楽しんでください。

HIRTH FROM EARTH / Hirth Martinez
ハース・マルティネス
『ハース・フロム・アース』
1997 RELEASE WPCR-1435
ワーナーブラザース

I'M NOT LIKE I WAS BEFORE / Hirth Martinez
ハース・マルティネス
『ミスター・ドリームズヴィル〜夢の旅人』
1998 RELEASE YDCD-0001 
ドリームズヴィル・レコード
http://www.d-ville.com/
dv_records/hirth.html
今週はあと2枚ご紹介いたしましょう。これも新しくは無いのですが、僕の世代なら知っている人もいるかもしれません。それは、「ハース・マルティネス」と言うシンガーソングライターです。1975年にザ・バンドのロビー・ロバートソンがプロデュースした事で話題となったアルバム『ハース・フロム・アース』は日本では当時未発売でしたが、後にCDで再発売されました。このアルバムの1曲目の「オールトゥゲザー・アローン」はアコースティックなサウンドにしゃがれた歌声が妙に心地良く、大人好みの名盤です。そして、1998年に21年ぶりに発表したアルバム『ミスター・ドリームズヴィル〜夢の旅人』もサンバやブラジリアン・サウンドが混ざり合って、夏に是非聴いて欲しい1枚です。こちらは、ジャズ界の巨匠ロン・カーターやデビッド・サンボーンなど大御所が脇を固めていて、ジャジーなサウンドにハースの歌声が絡み、なんとも大人なサウンドを醸し出しています。

どちらのアルバムもアマゾンやCDショップにて手に入れる事が出来ると思います。『ミスター・ドリームズヴィル〜夢の旅人』は、公式サイトで試聴する事が出来るので、一度聴いてみてください。
きっとお酒片手にハンモックで横になりたくなりますよ。ホームパーティの際などに、さり気なく流してみるのもオススメです。

コメント
1. | 投稿者: キュー (2006.08.18)

ボサノバ…。あんまり聴かないのですが、涼しくはなりそうな音楽ですね。
暑い国の曲だからか…と、ちょっと関心いたしました。
小西さんは、ヨーロッパっぽいイメージでしたが、実はラテンなノリがお好きなお茶目な方なのかもしれないですね。

2. | 投稿者: ゆだんぼ (2006.08.19)

メルシャン美術館、私も少し前に行きました。素敵なところですよね!でも一番のお楽しみは最後の試飲でした。ウィスキーがとてもおいしかった!

3. | 投稿者: まりなっち (2006.08.23)

ああ「イパネマの娘」の方なんですね! 曲は知っていてもどなたかは存じませんでした。
涼しげな風を吹き込んでくれるBGM、素敵なスパイスですね。

4. | 投稿者: フラワーサプリメント (2006.09.01)

メルシャン美術館いいですね。
私ワイン好きですので、この秋には是非ワインと芸術を楽しみに行こうかと思っています。食の秋にプラスして芸術の秋を満喫したいです。ちなみに私は花も楽しんでいます。(http://thecollect.exblog.jp)

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