毎日を楽しむエコエッセンス[カフェエコロ]
Ecoloライフのススメ

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普段の生活に気軽に取り入れられる、
生活を楽しく彩る素敵なエコアイデアを、
箕輪さん自らの体験を交えてご紹介します。

箕輪弥生profile
ローカルフードを食べよう
2008.09.12
みなさま、はじめまして。環境ライターの箕輪弥生です。

自宅にて。21歳のご長寿猫“チャチャ”は人生の半分近くを一緒に過ごした大事な家族。
最近、集中豪雨が多かったり、夏の暑さが厳しかったりと、地球の異変を肌でひしひしと感じるようになりましたね。

「少しでも暮らし方を変えたらいいのかもしれないけれど、何をしたらいいのかな」と思っている方も多いかもしれません。

でも、頑張りすぎるエコは続かないもの。楽しくて、気持ちがよくて、元気になれる、そしてそれがエコフレンドリー。そんな地球のためにも、私たちのためにもなる暮らしのアイデアをみなさんと共有できたらと思います。

「私はこうしています」「こんな風にしたらもっといいよ」などの情報もどんどん教えてくださいね。

作っている人の顔が見えるから安心

朝採りのフレッシュな野菜をその日のうちに食べられるのも贅沢。
今年の夏も暑さが厳しかったですね。それもそのはず、東京などは、この100年で3度も平均気温が上がっています。熱帯夜も年間で30日を超える程。夏バテするのも仕方がないかもしれません。

そんな夏の私の元気の素は、強い日差しを浴びてぐんぐん育つ夏野菜たちです。新鮮な夏野菜は、カラフルでビタミンもたっぷり。

我が家は東京の端に位置するため、周りにはかろうじてまだ畑が残っています。そんな私の日課は、愛犬の散歩のついでに、野菜直売所に立ち寄って、新鮮な露地野菜を買うこと。
作っている生産者の方と「天気がいいから今年のトマトは甘いよ」なんて短い会話をかわすのも、楽しみのひとつです。

曲がっていたり、大きくなりすぎたりしたお野菜もありますが、何より採りたての野菜を食べられるフレッシュなおいしさと、「つくっている人の顔の見える」野菜をいただけるという安心感があります。それに、遠くから運ばれる時間もエネルギーも使わず、新鮮でおいしくて、その上とても安いのですから、やめられません。

輸送頼りの日本の食卓

採りたてのトマトは青臭い香りがします。
最近、「フードマイレージ」(※1)という言葉をよく聞きますが、これは直訳すると「食料輸送距離」。食料の輸送距離が長いほど石油がたくさん使われ、CO2の排出量が増えるので、この距離を減らすことが環境面からも重要だとする考え方です。日本は、世界でも最も高いフードマイレージを記録し、遠くの国からたくさん食料を輸入し、その分環境にも負荷をかけています。

地元で採れた露地栽培の野菜を食べると、はるか遠くの海外から輸入された野菜や、たくさんのエネルギーを使って温室栽培された野菜を食べることがどんなに不自然なことか実感できます。

たとえば、温室でメロンを1個栽培するのに必要な石油の量は4.5リットルにものぼります。それを、遠くの国から輸送するとなると、どれだけの石油を使って私たちの口に入るのでしょうか。
日本の食卓が石油漬けと言われる所以もここにあります。

ローカルフードはヘルシー

ところで今年は、またひとつ楽しみが加わりました。それは、トマトのもぎとり。

青いトマトをピクルスにして味わうのもまたおつなもの。
近くの農家のトマトの木5本を夏の間だけ自由にもぎとりできるというサービスに応募。6月から8月の3ヶ月間、マイトマトの木を持つことができたのです。

野菜を買うだけでなく収穫するという楽しみはまた格別のもの。真赤に熟したトマトを下の方から、ひとつひとつ丁寧に収穫して籠に入れて帰ります。割れたトマトもソースにして料理に使い、時にはまだ青いトマトも収穫してピクルスに。木で熟した真っ赤なトマトは、スーパーで買ったものとはひと味もふた味も違い、トマト本来の香りやおいしさを堪能した夏でした。

食養生のひとつ「マクロビオティック」 (※2)の考え方に「身土不二」(しんどふじ)という考え方がありますが、これは「身と土は2つにあらず」、つまり私達の身体と大地という環境は、一体となっているという意味だそうです。
住んでいる環境や季節に合った食材を中心にとることが身体にもいいということを表しています。

身近な地元のローカルフードを食べるということは、健康を考えても理にかなっているわけですね。

さあ今度の週末にでも、近くにローカルフードの販売所がないか探してみませんか。

※1 フードマイレージとは・・・
1994年に英国の消費者運動家のティム・ラング氏が提唱。食料の生産地から消費地まで運ばれる際に生じるCO2量を、食料の重量×輸送距離で算出する。

※2 マクロビオティックとは・・・
和訳すると「長寿法」。生活習慣病を引き起こす現代の食生活を見直し、玄米を主食とした日本古来の食事によって健康を得ようという食事法のこと。
最近のコメント
1. | 投稿者: メセニー (2008.09.12)

うちの近所には漁港が近くにあって、とれたてのしらすを売りに来るリアカーを引いたおばさんがいます。豆腐屋みたいに音を出しているわけではないので気が付かないこともありますが、ご近所の誰かが気付けば買いに行っておばさんとおしゃべりがはじまるので、それで気付いたりします。リアカーおばさんがエコだなんて思ったことはありませんでしたが、これも立派なローカルフードですよね。もちろんしらすはおいしいです。

2. | 投稿者: 桜 (2008.09.16)

箕輪さんはじめまして。
私は、実家にいた頃は、家で作った野菜とかを当たり前に食べてたんですけど、
やっぱり、スーパーで買うのとは全然違いますよね。
こういうことでも環境につながるんだな、とちょっとビックリしました。
こういうことなら無理せず出来そうな気がします。
近所で直販みたいなのもたまにやってるので、今度買いに行ってみます!

3. | 投稿者: ルーニー (2008.09.17)

野菜を育てるにもたくさんの石油を使うんですね。
たしかに昔は季節によって食べられる野菜や果物がありましたが
今では一年中スーパーで手に入れることができますよね。
いつでも食べられるのが当たり前だと思ってしまいがちですが、冬に夏のものが収穫できるなんてよくよく考えれば不自然ですよね。

「エコ」といったら、我慢や不便といったイメージがあるのですが、
ちょっとした事がエコにつながるんですね。
無理をしないで自然に出来るエコ…私も身近なところで探してみようと思いました。

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箕輪弥生(みのわ やよい)
環境ライター、マーケティングプランナー。
広告代理店勤務などを経て、1989年よりマーケティングプランナーとして独立。
現在は、暮らしと環境に関わる記事の執筆や、環境に配慮した商品の企画など、
環境に関する幅広い活動を行っている。

おもな著書:
『あなたにもできる! 環境(エコ)生活のススメ』(飛鳥新社)
『LOHASで行こう!』(ソニーマガジンズ)
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