毎日を楽しむエコエッセンス[カフェエコロ]
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普段の生活に気軽に取り入れられる、
生活を楽しく彩る素敵なエコアイデアを、
箕輪さん自らの体験を交えてご紹介します。

箕輪弥生profile
新米をおいしくいただく
2008.10.31

土鍋を使ってご飯を炊こう

先日、我が家の庭の柿の実を収穫しました。庭に植えてからちょうど8年目ですが、小さなオレンジ色の果実がつくようになったのは、去年から。今年は枝先に4〜5個ずつかわいいオレンジ色の果実をつけました。小粒ながら甘みは十分。秋の小さな収穫を楽しむ日々です。

今日は、旬のキノコをたっぷり入れて土鍋で炊いた「きのこの炊き込みご飯」を。
秋はこの時期しか味わえない季節の味覚がいっぱい。その代表的なものが新米。最近は輸入小麦が大きく値上がりしてしまったことから、米粉のパンやお菓子など、自給率の高いお米に注目が集まりましたね。

私は、普段玄米や五穀米などを食べることが多いのですが、この時期だけは、やはり白い新米が食べたくなります。そして、そんな時に使っているのが土鍋。

土鍋は、土でできているので、抜群の保温性を持っています。

だから、余熱料理が得意。短い加熱時間でも火を止めてから、余熱が米の芯まで通り、ふっくらと上手に蒸らしてくれるのです。土鍋の土の素材や釉薬によって遠赤外線が出ることも、おいしくご飯が炊ける理由のひとつとか。最後に強火にすると、おこげも食べられてうれしいですね。味もお米の甘みが感じられ、ひとつひとつのお米が立って、コシがあるように思います。
土鍋でご飯を炊くのは、おいしく炊けることが一番の魅力ですが、短時間で炊けるので、省エネになります。

最近は内蓋のついた、炊飯用の土鍋も販売されています。これだと、内蓋の圧力がプラスされて、誰もが失敗なく炊けるそう。火があればどこでも炊けるので、海外転勤族にもひそかに流行しているとか。

私も、土鍋を単なるお鍋用としてだけでなく、調理器具としても注目しています。

「おいしいご飯があるだけで幸せになるよね。」
「僕も食べたいのに・・・。」
最近のお気に入りは、土鍋を使った「蒸し料理」。土鍋の中にお水を張って、足のついた蒸し器具を入れ、お野菜、お魚、お肉なんでも好きな物をのせます。蒸し上がったら、ポン酢やオリーブオイルと塩など好みのたれで食べるだけのお手軽料理。

しかも、ゆでるのと違って素材の味が外に流れ出ず、素材そのものの味が楽しめる上、お肉の脂は落ち、野菜はかさが減ってたっぷり食べられるので、とても健康的。メタボ対策をしなければならない方にも、是非おすすめしたい調理方法です。

エネルギー効率の高いお鍋を使いこなす

さて、ご飯の話に戻りましょう。ご飯を炊くにはもちろん、土鍋だけでなく厚手の鍋や圧力鍋などを使ってもおいしく炊けます。

圧力鍋は、エネルギー効率が高いので、玄米などを炊く時によく利用します。
そしてもうひとつは、我が家でも、シチューからジャム作りまで活躍頻度の高い「ル・クルーゼ」。果実やワインなどの酸味にも強く、繰り返し使用しても臭いがつかないル・クルーゼは、熱伝導が良く、保温性も高いのでご飯もおいしく炊きあげます。
たとえば、キノコの炊き込みご飯といったような和風料理には、どっしりとした土鍋を、洋風の炊き込みご飯の時はル・クルーゼをと使い分けています。一人暮らしの方などにも、小ぶりのル・クルーゼ鍋などがひとつあると、ご飯も炊けて、料理の幅も広がって、省エネにもなってと、とても重宝すると思います。何より、カラーがキッチンのアクセントになって、出しておいてもさまになるのがいいですね。

余熱調理の強い味方。キルティング生地で手作りした「鍋帽子」。1時間くらいたっても、暖かさが残っています。
私は、ル・クルーゼの蓄熱パワーを最大限に使うべく、「鍋帽子」なるものも使っています。これだと、沸騰した後に、鍋にかぶせておくだけで、余熱を使って料理ができます。おでんやシチューなど、煮物類は冷める時に味が染みこむので、より一層おいしくなります。
そうそう、小さなことですが、鍋を火にかける時はかならず底をふきましょう。そして、ガスの火は鍋底からはみださないように。なるべくフタをして調理することも省エネにつながります。こんな小さな積み重ねでも、年間でブナの木約3本分が吸収するのと同じ程度のCO2を削減できます(※)。

お料理をする時も、ほんの少し調理器具の使い方を変えてみるだけで、無理なく省エネできてしまうというわけですね。

※東京ガス調べ

◆ 土鍋ご飯の炊き方

1)お米2カップは研いで、土鍋に1カップにつき、同じ量の水プラス大さじ1くらいの水(430CC)と一緒に入れて、冬場で1時間弱、夏場で30分ほど吸水させる。

2)中火に10分ほどかけて沸騰させ、ふたの穴から湯気が出てきたら、噴きこぼれない程度の火加減にして2、3分沸騰させる。その後は弱火にして約10分程度そのまま炊く。

3)最後におこげを作りたい場合は、再び火力を強火に戻し30秒ほど炊く。

4)ふたをして10分ほど蒸らせばできあがり。

▼美味しい炊き方のポイントは?▼
  ※新米はやや水を少なめに。
  ※沸騰のサインは「ボコボコボコ」という連続した音。
   ふたから噴出する水も沸騰の目安になります。
  ※何度か試して、鍋の個性を知り、火加減のコツをつかみましょう。
  ※きのこなどお好みの具材を入れ、しょうゆ、塩、お酒などで味付けして
   炊けば、おいしい炊き込みご飯に。
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箕輪弥生(みのわ やよい)
環境ライター、マーケティングプランナー。
広告代理店勤務などを経て、1989年よりマーケティングプランナーとして独立。
現在は、暮らしと環境に関わる記事の執筆や、環境に配慮した商品の企画など、
環境に関する幅広い活動を行っている。

おもな著書:
『あなたにもできる! 環境(エコ)生活のススメ』(飛鳥新社)
『LOHASで行こう!』(ソニーマガジンズ)
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