くつろげる住まいとはどういう住まいか考えると、ポイントは2つあるようです。
ひとつは手足がのびのびと伸ばせる空間、もうひとつは視覚的に安らぎを感じられる照明です。
この回では、リラックスできる空間と照明について考えます。

リラックスしたい場所では家具も低めに。
Point1
「低く暮らす」はからだの自然な欲求
いちばん疲れる姿勢は、立ち姿勢。地球人は重力に抗って立っているだけでも筋力を使っているのです。座れば足の負担は軽減され、横になれば背中や首の負担が軽減されます。食後にダイニングの椅子から座面の低いソファに移りたくなるのも、ソファに座れば足をオットマンに乗せたくなるのも、ソファから滑り落ちるように床に横になるのも、からだの自然な反応なのですね。最近、ソファもリラックスできるタイプに人気が集まっています。足置き用オットマンが付いているもの、足置きがソファの下から持ち上がってくるもの、一部が寝椅子となるように伸びているものなど、いろいろあります。ソファでも床でも、住まいの中にゴロゴロできるスペースを確保したいものです。低い姿勢になる場所では周りの調度類の高さも低くします。家具はソファの背もたれの高さに揃えるぐらいにすると落ち着けます。また、スタンド照明の高さは、座位(座ったときの頭の位置)を超えないようにするといいでしょう。