いよいよ暑い夏の到来。むかしは、襖をすだれ障子に替えたり、住まいにも衣替えを施して、夏を過ごしやすく工夫したものです。そこで今回は、「涼のメカニズム」をいろいろな角度から検証し、現代の住まいで暑い夏を気持ちよく過ごす秘けつをご紹介いたします。

心地よい風を送ってくれる天井付けファン。
Point1
冷やしすぎずに快適な涼を得る
現代はエアコンで簡単に涼を得ることができますが、冷やしすぎずに快適な涼を得るために、気持ちのよい風(空気の流れ)の力を活用したいものです。体感温度は少しの送風によって大いに変わります。風によって汗ばんだ身体の回りに乾燥した空気が運ばれ、汗が空気に混じるときの
気化熱 (外部サイトへ)により、涼しさを感じます。風を人工的に起こす装置としては、扇風機もお手軽ですが、天井に取り付けるファンがおすすめ。大きな羽でゆったり回り、心地よい微風を送ってくれます。日照の激しい夏は住まいに熱が蓄熱されます。住まいにこもった熱を放出するには、風の出入り口をなるべく大きく開けること。そうすれば、熱を短時間で放出できます。住まいの中の風の通り道を遮らないように家具の配置換えをし、特に壁周りには熱がこもるので、家具と壁の間を離しましょう。収納の中にも熱がこもらないように、開け閉めを頻繁にし、ものを詰め込まないようにします。