楽器の演奏や音楽鑑賞など、音に関わる趣味を持つ方も多いですね。
そこで今回は、オーディオ機器の設置条件やピアノを置く位置、そして音楽を楽しむためのマナーについて考えてみましょう。

音を吸収するために壁には装飾用ラグを掛け、
拡散するために本はわざと凸凹に並べる。
Point1
音響がいい部屋にするには
オーディオで音楽を聴くとき、よい音を響かせるには音の性質を知った上での工夫が必要です。音は光のようにまっすぐ進み、鏡に当たる光のように反射します。最近の部屋は、天井や壁がビニールクロス仕上げ、床がフローリングという具合になっているので、部屋を構成する6面ともが、音を反射する仕上げになっています。住まいはいわば音の「共鳴箱」となり、残響が多すぎる状態です。音響のよい部屋をつくるには、反射する部分と吸収する部分のバランスがたいせつです。また、音を拡散して反射させる仕掛けが必要となります。コンサートホールの天井や壁に凹凸が多いのはそうした仕掛けになっているからです。布製の椅子は音を吸収し、人が座れば、洋服に身を包んだ凹凸の複雑なからだが音を吸収・拡散してくれます。立方体の部屋は音を反射しすぎるので、壁や天井にたどり着いた音を別の方向に拡散しなければなりません。凹凸のある仕上げ材や、大きなソファ、カーペット、ひだの多いカーテンは、
吸音(外部サイトへ)にも拡散にも効果があります。既存の部屋の音響を改善するための
反射・吸音パネル(外部サイトへ)もあります。