暑い夏は細菌の活動時期。最近、そうした菌に対抗する「抗菌」という言葉をよく耳にします。また、「制菌」という言葉を聞くこともあります。病院の手術室のように殺菌した状態を「滅菌」、菌を減少させる状態を「制菌」、細菌は減少しないが増殖しにくい状態を「抗菌」というそうです。

花瓶に銅貨を入れると長持ちする
Point 1
住宅設備機器の抗菌は、こんな仕組み
抗菌靴下、抗菌まな板など、巷は抗菌ばやりです。
抗菌(外部サイトへ)をうたった製品でも、菌は目に見えるわけではないので、どの程度の性能があるのかはよくわかりません。JIS抗菌適合のマークが付いていれば、公的に認められた抗菌性能があることを証明しています。抗菌仕様の洗面器や便器、手すり、タイル、タイル目地には、抗菌剤として金属(銀、酸化チタン、酸化亜鉛)が素材に混合されています。花瓶に銅の破片やコインを入れておくと、水が臭わず花が長持ちするというのも、金属の抗菌効果だったのですね。
抗菌が施してある製品でも、表面を汚れが覆い尽くしていると菌に作用できず、増殖を邪魔することができません。抗菌性能を発揮させるためには、表面の汚れをいつも取り除いておく必要があるのです。要は、抗菌だからといって手抜きはできないということです。

カーテンの制菌加工マーク
Point 2
抗菌や制菌マーク付きのファブリック製品
カーテンやブラインド、絨毯、クロスなどフアブリック製品にも、抗菌性能付きのものがあります。布に関しては、繊維評価技術協議会が、効能が持続できる洗濯回数も含めて製品を試験し、抗菌防臭加工、
制菌加工(外部サイトへ)、消臭加工などを認定して、イラストのような
認定マーク(外部サイトへ)を与えています。このSEKマークには青・オレンジ・赤の3種類があります。青は、主に黄色ブドウ球菌の増殖を抑制する抗菌防臭加工製品に、オレンジは一般用途の制菌加工製品に、赤は医療機関など特定用途の制菌加工製品に付けられます。洗濯を頻繁にしないカーテン、床に直に接するカーペットやマットは、できれば、抗菌や制菌マーク付きを選びたいものですね。