住まいを素敵に変身させたいと思うとき、色彩計画は欠かせません。
今月は、住まいの色をどう選べばいいのか、どうまとめればいいのか、そのポイントをご紹介します。

フローリングの色によって相性のいい「白」も変わる。
Point1 内装に使われる白には色がある
何を着ていこうかと装いに思案する時、同じ色の系統でまとめると間違いがありません。異なる色を組み合わせるとなると、配色のバランス次第で素敵になったり、野暮ったくなったりします。同じ色合いにするのは簡単で失敗が少なく、色を組み合わせるのは難度が高いコーディネーションといえます。住まいの壁や天井は白が多いものです。白はどんな色とも合わせやすいからですが、手近にある白い紙を壁に当てると、壁がまっ白ではなく、グレーがかっていたり、ベージュ系だったり、有色であることがはっきり分かります。一方、自然の木を加工したフローリングも、いろいろな色があります。床の色と壁の白にも微妙な相性があるのをご存じですか?
ナラ(外部サイトへ)のようなライトブラウン系の床材は 、黄色がかかった白と相性がよく、
ローズウッド(外部サイトへ)のようなダークブラウン系の床には、青みのある白と相性がいいのです。

同じ白でもテクスチャーでイメージは変わる。
Point 2 白も素材によって印象が変わる
同じ白でも、テクスチャー(表面の素材感)が変わるとイメージが変わります。白い壁も、塗り壁かクロス壁かで表情が変わりますし、クロスの表面の凹凸具合や柄によっても変わります。このように、インテリアのイメージを決める大きな要素は色とテクスチャーです。白い
椅子(外部サイトへ)が並んでいるイラストをご覧ください。革張りの華やかな椅子、プラスチック製のモダンな椅子、カジュアルなビニールテープの椅子など、同じ白でも形と素材が異なれば、印象はがらりと変わります。白いソファと黒いソファ、どちらが部屋を広く見せることができるか、といえば白いソファです。重厚感のある色やテクスチャーの家具を置くには、スペースに余裕が要ります。スペースに余裕がなければ、軽く見える色やスタイル、内装の色に溶け込む家具にするといいでしょう。