最近の建材は、一見、天然に見えるものが幅広く普及しています。
天然には本物がもつ趣や価値がありますが、加工品は、均質なものを手頃に得られることや、日々の手入れがしやすいといった利点があります。

無垢材の反り返りは自然の現象。
Point1 一見、木に見えるもの
自然の木には本物だけが持つ趣がありますが、均質なものを手に入れるのは難しく、高価です。
さらに、木は、
木材(外部サイトへ)になっても呼吸しているので、時間が経てば水分が抜け、痩せてしまいます。湿気を吸い込めば、膨張します。
建材として板になっても、丸い木だったときの癖が出て、反り返りなどの現象を起こします。無垢材を建材として使うときには、収縮や反りという自然現象への理解と愛情が必要なのです。
自然の木のわがままなところは困るけど、木の質感は欲しいという要望の中で、見た目には無垢の木のように見えるさまざまな
加工品(外部サイトへ)が考案されました。柱やドア、窓枠などの造作材、床板や家具などに使われています。一見、木に見えるこれらの表面を覆っているのは、本物の木を薄くスライスしたものや樹脂シートに木目を印刷して貼り合わせたものです。
加工品は、最も美しい木目で均質に仕上げることができ、必要なだけ調達できる利点があります。
しかもお手入れは、無垢材より楽です。

酸に強い人工大理石はキッチン向き。
Point 2 一見、大理石に見えるものキッチンや洗面室のつるっとしたカウンターは、樹脂を原料とした人工大理石であることがほとんどです。酸に弱い本物の大理石は、酢やレモンなどを置くキッチンカウンターには向きません。また、長いカウンターを石で造ろうとすると、石の大きさに限界があり、1枚仕立てのカウンターというわけにはいきません。水回りなどは、できれば継ぎ目が無い1枚のカウンターのほうが、水漏れの心配が無く安心です。
人工大理石なら長いカウンターを造ることも可能です。人工大理石といっても、アクリル系、ポリエステル系など、原料となる樹脂により、価格や性能に違いがありますが、どれも水に強く、木材のように加工が容易です。表面と中身が同じ材質のタイプと表面を塗装したものがあります。洗面所に使われている艶のある人工大理石は塗装品である場合がほとんどです。このタイプは水拭きは平気ですがクレンザーなどで磨いてはいけません。塗装を傷つけないように注意しましょう。
掃除、お手入れ嫌いには人工の素材が向くのですね。とても参考になりました。では、キッチンのカウンター、ステンレスと人工大理石では、どちらの方がズボラでも美しく保てるのでしょう?(ちなみに料理は作ります、いちおう)。
Posted by ももりん at 2006.11.28 23:51