精神的にはまだまだ子どもでも、からだのサイズは大人並みになる中学生。
こんなアンバランスな時期の子育ては、
子どもに任せるところと親が介入するところのバランスをどうとるかがポイントです。

洗面室には、家族めいめいのバスケットを用意する。
Point1
共有スペースの子ども専用品も自立を
中学時代は、新陳代謝の活発な時期なので、男の子なら臭い対策も必要です。
気になる臭いのもと(外部サイトへ)となる運動用のカバンやクツは、ときどき日光浴させてあげましょう。日増しに大きさも好みも変わっていく子どもの衣類は、枚数は必要ありません。すぐ見えて洗濯からそのまま吊せるパイプハンガーに納まる程度にして、回転を早くさせるほうがいいと思います。おしゃれへの感心も高くなり、洗面所のケア用品は親用より多いぐらいです。こうした共有スペースにある子どもの持ち物も、きちんと親のものとは分けて子ども自身に管理させることがたいせつ。子どもが中学生になったら、個人として認めるだけでなく、子どもの持ち物も親のものとは自立させましょう。思春期の子どものものは、ものの入れ替わりも頻繁です。洗面室に家族個人用バスケットを用意した方が、洗面室の整理が楽になります。

ベッドは、昼間、半分だけ表に出してソフアに。
Point2
からだが大きくなった子どものための子ども部屋
ライフサイクルの中では、子どもが中学生くらいになったときが、住まいの広さがいちばん欲しいステージです。
子どもの個室(外部サイトへ)には、寝るところ、机、本棚、衣類収納が必要です。何畳必要かといった広さより、これらがキチンと配置できるかがポイントです。ドアや家具の扉を開閉しても支障がないか、椅子がじゅうぶんに引けるか、窓周りの開閉操作がスムーズにできるか、シビアなチェックが要ります。家具の購入時は、新聞紙などで型紙を作って部屋に置いてみるくらいの慎重さがほしいところです。スペースがないときは、イラストのように、ベッドにキャスターを付け、衣類収納の下に組み込むのも一案です。子供部屋にカギをつけるかつけないか、親と子どもで見解が異なる問題です。独立するまでは親の保護下にある以上、私は、子供部屋にはカギは不要だと考えています。子どもには、カギを手にれるために自立に向かって努力してほしいと思います。個室は与えられるものではなく手に入れるものです。プライバシーの配慮は大切ですが、カギでガードする以上に、精神的なガードとなる成長やマナーに対する考え方を培うのが家庭の場です。子どもが個室に出入りす
るのがわかるように、リビングのドアを一部でも透明ガラスにしておくといいですね。