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扉の規格サイズと使われ方・使い方
住まいの中で使われる扉は、だいたい規格サイズとなっています。
家具や家電の搬入に困らないためにも、各部屋の扉サイズを知っていると便利です。
一方、吊り戸棚などの開き扉は、大きすぎると蝶番に負担がかかったり、開けたとき頭をぶつけたりして危険です。

住まいの中で、いちばん幅の狭い扉はトイレのドア。
Point1
部屋によって扉のサイズは異なる

住まいの金額は床面積に比例しますので、設計者としては、通路スペースに割く面積はできるだけ抑えなくてはなりません。また、ドアの幅が大きいと、開閉時の回転軌跡も余計に必要になります。戸建のお宅では、柱のモジュール(外部サイトへ)を91cmに設定しているところが多いので、廊下の幅は、壁の厚さ分を引いた78cmが一般的です。マンションでは、廊下の幅はほぼ85cm、手すりを付けたり車いすが通ったりしても支障のない寸法となっています。建具の高さは、20年前は1.8m、10年前に2mになり、最近は廊下の天井まで届く建具が多くなりました。見た目に豪華で、ベッドなど長いものの搬入もスムーズにできます。
マンションの住戸で使われる扉は、だいたい規格サイズになっています。 玄関や居間の扉は80cm、子供部屋や寝室のドアの幅は75〜80cm、洗面室やキッチンのドアは70〜75cm、トイレのドアは60cmです。大きいタイプの洗濯機や冷蔵庫は、扉が通過できず困る場合もありますので、これらの扉幅は、頭の片隅に入れておきましょう。
吊り戸棚の開き扉は、大きいと頭をぶつけやすい。
Point2
収納の開き扉の幅は60cmまでに

収納は、小さな扉を次々開けるより、大きな扉を開けて中のものがすっかり見える方が楽に出し入れできます。見た目も大きな扉にした方がスッキリ見えるのですが、吊り戸棚などの開き扉の幅は、大きくしても60cmまでです。それ以上になると、建具を支持しているスライドヒンジに大きな荷重がかかり、頻繁に調整しなくてはなりません。スライドヒンジの調整は、職人さん達なら慣れているのでさっと終わるのですが、私がすると調整にあれこれと時間だけかかり、前より立て付けが悪くなったり、扉が外れてしまったりと失敗談しかありません。
扉の開閉の軌跡が大きいときは、開けたとき照明器具にぶつからないかもチェックしたほうがいいでしょう。扉が明かりを遮り、中が見えにくくなくなるということも避けたいですね。キッチンの吊り戸棚の開き扉の幅(外部サイトへ)は、30cmが作業中に邪魔にならないサイズです。45cm〜60cmの幅の扉は、開けっ放しにしたとき頭をぶつける可能性があるので、要注意です。
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