住まいで夏を快適に過ごすには、風通しや強い日差しの遮断がポイント。
それに、見た目の涼しさも大切です。
今回は、部屋のレイアウトや窓回りを夏仕様に変える方法や、見た目の涼しさをインテリアに取り込むコツについてご紹介します。

断熱空間として、北側に書斎、南側にサンルームを設けたプラン。
Point1
北向きの涼しさを見直そう
現在のマンションは、南北に長い間取りが多く、南側にLDというのが一般的です。南側に大きな窓のあるLDは、冬にはとても快適ですが、あまり夏向きとはいえません。北側と南側では結構温度差がありますから、夏と冬でLDを入れ替えられるプランがあれば理想的ですね。あるいはイラストのように、南に面したLDKとバルコニーの間にサンルーム、LDKの北側に書斎を設けたプランなら、サンルームと書斎が断熱空間となって、夏の南側の暑さや、冬の北側の寒さを軽減してくれます。
最近、都心に建つ高層のタワーマンションでは、北向きの住戸もあります。北向き住戸は南向きより夏過ごしやすい住まいとなります。実は、北向きの住まいは、夏向きというだけではない魅力があります。植物は太陽の方を向くので、北側から見ると正面を見ることになり、樹木の緑が際だちますし、北側は日差しの影響をあまり受けないので、南側ほど時間による明暗の変化がありません。そのため、通常、アトリエは北側向きに窓を配して設計されます。エアコンの室外機も日差しによる暑さの影響を受けずにすみます。


バルコニーのマルチシンク回りをおしゃれな水場に。
Point2
水回りを工夫して涼感を出す
暑いとき、涼しさを感じさせてくれるのは、何といっても「水」。冷たい水の流れ落ちる風情や水の流れる音に私達は「涼」を感じます。熱帯魚の泳ぐ水槽も、夏こそインテリアの主役です。あるとき、ネオンフィッシュが泳ぐ水槽に近づいたら、なんと水槽の中は映像、拍子抜けしてしまいました。本物の水の仕掛けをつくるのは大変ですが、これなら簡単、家でもすぐつくれます。でも、もっと簡単なのは、ビデオショップで『ディープ・ブルー』のDVDを借りてくることですね。
住まいの水回りも、視線を集めるつもりでステキにしましょう。最近はバルコニーにマルチシンクを設置したマンションが多くなりました。床に水がこぼれることを気にせず水を扱えるので本当に重宝です。でも、重宝なために、掃除用具などの置き場を兼ねた家事作業スペースになりがちです。リビングダイニングからも、ちらっと見える水のあるスペースです。LDからの眺めを意識して、おしゃれに変身させましょう。仕切りのパネルとして
ランバー材(外部サイトへ)を立てたり、グリーンを使って涼を目で感じられるスペースにするといいですね。お宅では、マルチシンク回りをどんなふうに工夫していますか?
最近、百貨店でも、涼感を出すためにディスプレイにこだわっているとニュースでみました。わたしも、インテリアカラーにブルーを加えてみたりと工夫をしています。思い出してみると、小さいころから、部屋は南向きのほうがいい、と親や周囲の人に言われ、南向き物件=当たり!と思っていたけれど、温暖化の今、エコの今の時代にはこの考え方にとらわれる必要がないのかもしれませんね。目から鱗です。
ところで、わたしは、研究室を主宰しているのですが、本や資料がとにかく多いのです。自宅も、本だらけで歩く箇所すら惜しい感じです。しかし、最近ではインターネットの普及で、ネット検索だけでも済むケースも増えてきています。本や資料の整理方法+色彩設計方法を教えていただきたいのですが、嶋津さんならではのアイデアをお聞かせいただければ、と思っております。
Posted by そふぃ at 2008.07.11 20:12