食欲の落ちる夏、見た目の涼しさを演出して少しでも食欲が出るようにしたいものです。
また、火を使うため、住まいの中で最も暑いキッチンは、食べ物を保管する場所でもあります。
健康を損ねないように、食料品の保管方法には十分注意しましょう。

ガラス器で涼しさを演出したダイニング。
Point1
食器戸棚も衣替えを
クロゼットの衣類を夏と冬で入れ換えるように、食器戸棚の中も夏向きに入れ換えてみてはいかがでしょう?ガラスの器が前面に並ぶだけでも涼しさが加わります。割れやすいからと仕舞い込んでいたのではだめ、 ガラス器は夏こそ活用しなくては宝の持ち腐れです。ガラスの器にお料理を盛り付け、食卓にも涼感を演出します。麻素材のテーブルクロスなど、テーブルセッティングも涼しげなイメージに。
ビールは、冷凍庫で冷やしたグラスに注いで飲むと、ビールそのものをきんきんに冷やすより胃に優しく、ひやっとしたグラスの触感が気持ちよいものです。夏場だけでも冷蔵庫内にグラス置き場を設けるといいですね。同様に、調理器具も、しばらく出番のなさそうな土鍋などは収納の奥に仕舞い、竹のザルやガラスのボウルなど、夏のレシピに活躍しそうな調理器具を手前に移動させます。よく使う調理器具が取り出しやすくなれば、調理時間を短縮でき、家の中でいちばん暑いキッチンにいる時間を減らせます。エアコンを住まいに設置するときは、冷気の吹き出し口がキッチンに向く位置に取り付けておくと、冷えたLDの空気がキッチンに流れ、調理中の暑さがしのげます。


小部屋のエアコンをオンにしてワインを保管。
Point2
暑さに弱い食べ物は適切に保管を
夏、LDKは、エアコンをつけているときと外出時に消しているときの温度差が大きくなり、収納内の湿気を増やして、常温で保存する乾物や調味料などを劣化させます。湿気を嫌う乾物は、夏は買い置きを少なくしたほうが無難。お米も普段5kgパックで購入しているのなら、2kgパックにするなど、家庭での保存期間を短くしましょう。
冷蔵庫は重宝ですが、食物を乾燥させます。野菜はラップに包み、ほうれん草や大根などは湿気を含んだ新聞紙でくるみましょう。泥付きのほうが長く保存できるので、土が付いている野菜は土をなるべく落とさないようにし、野菜入れに生けるつもりで根を下にして納めます。
ワインの保存は、湿度と気温、特に気温に気を遣います。
ワインの保存(外部サイトへ)に適した湿度は 70%前後、温度は18℃以下です。 私の家では、気温が20℃を超えると、北側にあるキッチンの隣の小部屋を冷房します。ワインセラーに入りきらないワインを保存するためですが、夏、家族は帰宅すると、まずこの部屋に飛び込んで汗をしずめています。私も、夕食の準備にかかる前にちょっとここで一休みします。