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新しい生命が誕生する瞬間を迎えるために
こんにちは、下薗里英です。今回はワンちゃんの出産についてお話させていただこうと思います。ワンちゃんを飼われている方、とくに女の子のワンちゃんを飼われている飼い主さんなら、出産について気になるところではないでしょうか。

いつかやってくるかもしれない、かわいい仔犬と出会える日のために、犬の出産について少し考えてみたいと思います。

愛犬が子どもを授かるために知っておきたいこと

出産の準備をするにあたって、必ず知っておかなければならないのがワンちゃんの生理周期です。女の子のワンちゃんは、8ヶ月〜1歳くらいで初潮を迎えます。それと同時に子どもを産める体になるのですが、早すぎる妊娠は体に負担がかかり、リスクの高い出産になってしまうこともあります。ですから、妊娠を望むなら2度目の生理以降からがいいと思います。

ワンちゃんの生理は半年に1度、年に2回で、1回の期間は人間よりやや長い2週間程度です。飼い主さんは生理がはじまった日をしっかりとチェックしておいてくださいね。生理開始から10〜11日目になると出血がおさまるのですが、そのときに妊娠の確率が最も高くなります。犬は安産の動物だといわれていますが、犬種によっては出産のリスクが高くなってしまうワンちゃんもいます。そのため、出産については獣医さんと相談したうえで決めるのがいいと思います。

ワンちゃんにいいお相手を探してあげたいときは、ペットショップやブリーダーさんなどにお願いして“お見合い”をさせてみます。プロの方にお願いすると、ワンちゃんの性格などを的確に判断したうえでパートナーを探してくれますので、いいお相手にめぐり合いやすくなるかもしれません。ワンちゃん同士にお見合いをしてもらい、本人同士の気が合えば、そこで初めてカップルになれるのです。
4月に生まれたキャバリアの赤ちゃん(左)と出産直後の母犬せんべいちゃん(右)です。
2匹が無事にカップルとなったあとは、妊娠をしている可能性がありますので、しばらく安静にさせておくことが大切です。普段は放し飼いをされている方も、この時期だけは5日〜1週間くらいサークルの中に入れて、お散歩も控えてあげてください。ジャンプをするクセのあるワンちゃんの場合は、ジャンプをしてしまわないようにサークルに屋根をつけてあげるといいでしょう。

出産までの期間をしっかりサポートしてあげよう

交配をして約3週間〜1ヶ月が過ぎたら、妊娠しているかどうか、病院で診断してもらえるようになります。人間は約10ヶ月間、おなかの中で赤ちゃんを育てますが、犬は交配から約60日で出産のときを迎えるんですよ。そんな短い妊娠期間ではありますが、ワンちゃんも人間と同様、妊娠中は体にいろいろな変化がみられます。

●妊娠にともなうワンちゃんの変化

・妊娠初期(1〜3週間)
ワンちゃんにも人間と同じようにつわりの症状が見られます。食欲がなかったり気分が悪そうにするかもしれませんが、そんなときは無理にごはんを食べさせたりはせず、そっと見守ってあげましょう。おっぱいがピンク色になり、お母さんになる準備がはじまります。

・妊娠中期(4〜6週)
交配から1ヶ月が過ぎるとおなかがだんだんふくらんできて、体重も増えます。でも、食事の量はいつもと同じで大丈夫です。この時期に食事の量を増やして太らせてしまうと、体に負担が掛かるので出産がスムーズにいかなくなってしまうかもしれません。標準体重を守れるように、毎日お散歩をさせてあげてくださいね。お散歩で足腰を鍛えると、出産時にしっかり踏ん張るための力を養うことができます。慎重になって箱入り娘にしすぎると、筋力が弱まってしまうため、出産時に子どもが出にくくなってしまいますし、母犬が必要以上に体力を消耗してしまうんです。

・妊娠後期(7〜9週)
今月のはじめに出産したトイプードルのまおちゃん(2歳)。女の子が1頭、男の子が2頭の3人兄弟です。
出産の日が近づいてきたら、おなか周りの毛を剃ってあげたり、股の部分の毛をすいてあげましょう。すると、出産後に赤ちゃんがおっぱいの位置を見つけやすくなります。また、出産の1週間くらい前にレントゲンを撮ると、赤ちゃんの頭数が確認できるんです。その頭数によっては、すべてのワンちゃんの面倒を見ることが難しいかもしれないので、相手探しに協力してもらったペットショップやブリーダーさんなどに、親探しの相談しておくといいかもしれませんね。

出産までの間は、ワンちゃんが少しでもラクに生活できるように協力してあげましょう。はじめてワンちゃんの出産を体験する飼い主さんは不安なことも多いでしょうから、出産日が近づいてきたら、獣医さんに預けるのも一案だと思います。

私は仕事上、何度もワンちゃんたちの出産の瞬間を見てきましたが、生命が誕生する瞬間というのは本当にすばらしいものです。みなさまにもあの感動をぜひ味わっていただければと思います。もし、すでにワンちゃんの出産シーンを経験したことのある方がいらっしゃったら、そのときの感想などをお聞かせくださいね!

ドッグサロン通信

今週のベストトリミング〜トイプードルのブックちゃん〜
女の子らしい丸みのあるカットがポイントのブックちゃん。「ブックのかわいらしい性格にぴったり」と飼い主さんも喜んでくださいました。じつは、ブックちゃんは以前、仔犬のころの写真を公開したことのある「ちびまるこちゃん」なんです! まだ1歳にもなっていないんですけれど、大きくなったでしょう?

飼い主さんにとってもかわいがってもらっていて、毎月遊びにきてくれるんですよ。
2007.08.24 | 犬の一生
コメント
1. | 投稿者: ゆみりん (2007年08月26日)

そう言われれば、自宅で飼われている犬ってどうやって子供を産むのだろうと思っていました。
だって、お散歩中出会いがあってもそうはいかないでしょうし・・・。
なるほど、お見合いがあるんですね。
どんな会話をしているのかが知りたいものです(笑)。
母は強しですね。犬も人間も。
子供を産むってすごいことだと思います。
でも2か月で出産するなんてしりませんでした。
出産時のエピソードがあったらまた教えてください★

2. | 投稿者: るしぇるしぇ (2007年08月27日)

私達はダックスフンドのブリーディングをしているのですが、いつも出産の時は夫婦2人で必死になって母犬の補助をしています。最初の子わんこが出てきた時は毎回涙が出ちゃいそうなくらいなにか胸の奥からこみあげてくるものがありますね。
やはり母犬のがんばっている姿と生きようとする子わんこ達の必死な姿が「感動」と一言では表現できないなにかをこみあげさせるのですかね?
そのあとの楽しみは自分達が取り上げた子わんこ達がドックショウでチャンピオンめざしてがんばっているのを応援したりハンドリングしたりできることかな。

3. | 投稿者: ルーニー (2007年08月27日)

前に飼っていたワンコには子供を産ませないでいたのですが、この世からいなくなってしまったときにあの子の血筋を引いた子を残しておくべきだったと思いました。
今は他の子をお迎えして、今4歳になるのですが、今の子には出来れば子供を産ませてあげたいと思っています。でも、うちは家族みんな働いていて、日中はワンコだけになってしまうので、やっぱり出産させるのは難しいので悩むところです。


4. | 投稿者: ちさと (2007年09月13日)

> るしぇるしぇさんへ
こちらでのメッセージを読み、感銘をうけました。
実は今、うちの子にお婿さんを探しています。
信頼できるブリーダーさんにお願いしたいと
かかりつけの獣医さんや、トリミングの方にもお聞きしたのですが
あまりそのような紹介はしてもらえないようで、
みなさんネットで探しているとのこと。
ネットでは、信用信頼できるか判断できないし。。。
でも、お婿さんを迎えたいし、と困っていたところに
このサイトにたどりつき、たまたまこのbbsを読み
るしぇるしぇさんのコメントから、他の機械的なブリーダーさんと違うのではないか?
と思いコメントをさせていただきました。
もし、お婿さんを紹介していただけるのであれば幸いです。

うちの子は、目黒区在住
ミニュチュアダックス5歳 カニヘン ゴールドです。

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