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愛嬌のある体型が人気のダックスフンド
こんにちは、下薗莉惠です。いよいよお花見のシーズンですね。私は、今年こそ愛犬たちも連れてゆっくりお花見に出かけたいな、と思っています。さて、今回はご好評いただいている犬種紹介の第3弾。人気のダックスフンドの登場です!

甘えん坊でやんちゃな犬種

長い胴体と短い足でおなじみのダックスフンド。「ジャパンケネルクラブ」の登録頭数では、2位に大きな差をつけてのナンバーワンといいますから、人気の高さがうかがえますよね。もともとは狩猟犬で、地面の穴に入り込むアナグマの狩りをする犬種として誕生しました。足が短いのは、穴に入り込むために好都合だったためなんですね。ドイツ語で「ダックス」はアナグマ、「フンド(ドイツ語では“フント”と発音)」は犬という意味なんですよ。性格は甘えん坊で元気な子が多いようです。

狩猟犬として活躍していたダックスフンドですが、次第に狩る動物の体の大きさに合わせて小型化されていきました。そうして誕生したのが、ミニチュア・ダックスフンドなんです。
とくに甘えん坊なロングヘアード・ダックスフンド。シルクのような毛質で知られていますね。

毛質によって分類されるダックスフンド

ダックスフンドは、その毛質によって以下の3つに分けられています。

●スムースヘアード・ダックスフンド・・・光沢のある短毛のダックスフンド

●ロングヘアード・ダックスフンド・・・きめの細かい長毛を持つダックスフンド

●ワイヤーヘアード・ダックスフンド・・・太くて硬い毛のダックスフンド

スムースヘアードやロングヘアードは、ほとんどカットの必要はないのですが、ワイヤーヘアードの場合、カットをする際にナイフが必要なんです! ちょっと怖いですよね・・・。ワイヤーヘアードの魅力は硬い毛なのですが、グルーミングナイフと呼ばれる専用の道具を使ってカットをしていかないと、ふわーんとしたやわらかい毛になってしまうんです。ナイフを使ったカットにはかなりの技術が必要とされるのですが、それによって、この犬種の持ち味が引き出されるんですよ。
ピンと張った硬い毛で覆われているワイヤーヘアード・ダックスフンド。テリア種の風貌も合わせ持ち、独特な雰囲気です。

階段の昇り降りには気をつけてあげて

ダックスフンドを飼う場合に、とくに気をつけていただきたいことがふたつあるんです。ひとつは、椎間板ヘルニアになりやすいということ。長い体に対して脚が短すぎるため、体重を脚で支えきれなくなり、腰に負担がかかりやすい傾向があるんです。ですので、階段を昇り降りする際は、必ず飼い主さんがワンちゃんを抱っこしてあげることが大切。これはワンちゃんの年齢に関係なく、「まだ若いから大丈夫」などと思っていると、将来そのひずみが出てきてしまうことも。とくに元気な子はよくジャンプをしますが、あまりジャンプしすぎるのも腰への負担につながりかねません。そのあたりを注意して見守ってあげましょう。

元気すぎてエネルギー切れになることも

もうひとつは、ミニチュア・ダックスフンドの仔犬に多い低血糖です。低血糖とは、血液中のブドウ糖が極端に少なくなることでエネルギー切れを起こし、パタッと倒れてしまう症状のこと。ごはんを食べない子は、犬種に関わらず低血糖を起こしやすいのですが、ミニチュア・ダックスフンドの仔犬は、たとえごはんをしっかり食べていても低血糖になりやすいんです。自分の体力以上に遊びすぎてしまうんですね。

私も4年ほど前、サロンにいたミニチュア・ダックスフンドが低血糖を起こしたのを目の当たりにしたことがありました。お客様にお渡しする前のしつけなどを行っていたのですが、ある日犬舎を見ると、その子が倒れているんです。予防予防接種の前だったので、最初は「ジステンパー感染症になったのかも!」と思いました。ジステンパー感染症とは仔犬に多い感染症で、悪化するとけいれんや麻痺を起こす病気です。そのときはすでに病院の診療時間が終わっていて、どうしたらいいのかわからなかったのですが、動転しながらもつきっきりで看病していました。

ところが、しばらくしてもジステンパー感染症に見られる「目の焦点が合わなくなる」という症状が起こらなかったんです。それで、「これはもしかしたら低血糖かも」と思い、砂糖水をあげてみたんですね。そうしたら、ちょっとずつごはんを食べるようになっていき、元気を取り戻してくれました。

このように低血糖が疑われるときは、砂糖水やスポーツドリンクを飲ませてブドウ糖を補給してあげてください。しばらくすれば、通常通り元気になるはずです。それでも様子が変わらない場合は、病院に連れて行ってあげましょう。
生まれたばかりのワイヤーヘアード・ダックスフンドのワンちゃんたち。仔犬のうちは遊びすぎないように、とくに注意してあげてくださいね。
キュートな胴長体型だったり、元気いっぱいの性格だったりするからこそ、ケアしてあげなければならない部分も少なくないダックスフンド。でも、いろいろと手がかかるからこそ、かわいい、いとおしいという気持ちになれるのかもしれません。私も、すでにお客様のもとに行ってしまいましたが、低血糖で看病していた子のことは今でも忘れることができません。世話が焼けるけれど愛嬌いっぱいで憎めない子、それがダックスフンドなんですね。

いかがでしたか?また次の機会にも犬種のご紹介をできればと思いますので、お知りになりたいワンちゃんの種類など、コメントくださいね。私の知る限りでお答えしていければと思います!
2008.03.27 | 犬種の紹介
コメント
1. | 投稿者: はな (2008年03月30日)

我が家にも3匹のダックスがいます。姿や形は同じなのに性格は全く違います。
それぞれに本当にかわいいです。

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