MIKOMOTO Ginza 2 (photo by Toshio Kaneko)
伊東豊雄建築設計事務所+大成建設

日本の家は明るすぎる!

私、東海林弘靖は照明デザイナーという仕事をしています。照明デザイナーとは、商業施設や住宅などの照明効果をクリエイトする職業。超高層建築のファサードライティングから店舗や美術館、住宅などのインテリア照明など、空間を彩る要素として必要不可欠な“光”を作り出すのがその仕事なのです。私の場合は海外での仕事も多く、さまざまな国の照明に触れる機会も多いのですが、そうしたときに思い知らされるのが「日本の住宅照明はまぶしすぎるなぁ」ということ。
なぜ日本の住宅照明はまぶしすぎるのか――それはおそらく、“照明は明るければ明るいほうがいい”という考え方が、日本人に刷り込まれてしまっているためなのでしょう。しかしこの考え方は食べ物に例えると、とにかくお腹がいっぱいになればいいといった、“質”より“量”を優先する考え方のように思えるのです。
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