時間と照明のドラマティックな関係とは?
上の写真は、青山にあるレストランから見える庭の風景。植木の背後にある壁を間接照明のやさしい光で照らし、お客様に華やかなディナーの始まりを感じていただけるよう照明デザインをしています。
右の写真は、上の写真
から少し時間が経過したときのもの。食事が進み、会話も弾んでだんだんと気持ちが高ぶっていく心情の変化を、色温度(※)の低い光による植木のライトアップで表現。壁には上の写真にはなかった木の影が映し出されており、“時間の流れ”を視覚的に感じ取ってもらえる仕掛けになっています。
そして食事が終わるころになると、間接調光は消え、木々を照らす光がさらに赤みを満たしていきます。人はこのような光景を見ると、太古の記憶が蘇るのか、本能的に1日の終わりを感じます。そろそろ家路が恋しいなあ、といった気分になるワケですね。
大切な人とのディナーの1コマも、光の変化が加わることによって、よりドラマティックなシーンへと変化します。人工の光である照明だって、使い方次第で“時間の流れ”を生み出すことが可能なのです。
照明で“時間の流れ”を作り出すポイント
1.調光器を活用する

取りつけ工事不要タイプ調光器。照明器具のプラグを接続して電源に差し込めば、コントローラーで簡単に明るさが調整できる。
ルートロン アスカ株式会社(外部リンクへ)
調光器とは照明の明るさを調節できる器具のこと。取りつけ工事などの必要がない、照明器具の電源と接続するだけで使用できる商品も市販されています。こうした調光器を用いて照明の明るさをデリケートに調整していくと、今まで感じたことのない“時間の流れ”を実感できるでしょう。きっと今の気分にジャストフィットする明るさがみつかるはずです。照明ディレクターになったつもりで、微妙な光のニュアンスにこだわってみてください。
2.背の高い照明と背の低い照明を組み合わせて使う
ホテルの部屋のように、背の高いフロアスタンドと、テーブルランプのような背の低い照明をディスプレイしてみましょう。フロアスタンドの光をメインにすれば、光の位置が高くなり、アクティブな時間が流れます。そこから調光器を使ってフロアスタンドの光量を絞り、テーブルランプの光量をゆっくりと高めていけば、ゆったりとしたリラックタイムに。“時間の流れ”に変化が生まれるのを感じられるでしょう。
以上の2つのポイントをおさえれば、“時間の流れ”が生活のワンシーンに息づいてくるハズ。ぜひともお試しあれ!
※色温度・・・光源の色合いを表す数値。数値が低いほど赤みを帯びた色になり、数値が高いほど青みを帯びた色になる。
パークコート虎ノ門 愛宕タワー: Living room (80type)
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三井の住まいへ
照明で時間の流れをつくるのは素敵ですね。
確かに明るさで時間を感じたりするのは自然で良いと思います。
家の中でも時間で明るさが変わる仕組みを取り入れると面白いかもしれませんね。