上の写真は、照明による視覚的な開放感を考慮して照明をデザインした例。これを見るとわかるように、光を反射している白い面は空間が広がって見え、光のない暗い場所は空間が狭く見えるのです。こうした照明の視覚効果を応用すれば、空間に広がりや奥行を持たせることが可能というワケです。
視覚的な広がりのポイントとなるのは壁。
しかし現実は・・・
室内にいる場合、人間の視界に一番入る場所は壁。そのため、壁に照明をあてて明るくすると、空間が広がったように見えるものです。ただしこの方法、うまく行かせるためにはひとつ条件が。それは“壁面が白い”ということ。なんだ、そんなことかと思う人がいるかもしれませんが、壁が打ちっぱなしだったり壁紙の色が茶色や黒などであったりと、現実には白くない壁って多いものなんです。また、せっかく壁が白くても、家具や絵画などで壁面がほとんど見えない、なんてこともよくあること。そう考えると、“壁面が白い”という条件を満たしている部屋って案外少ないなあ、ってことになるんです。
ならばどうしたらいいのか。ご安心あれ、どなたにも簡単に実践できる秘策がありますから!
天井に光をあてると空間が広がる!
もう一度、上の写真を見てみてください。天井に光があたっていることにお気づきでしょうか? じつはこのように天井に光をあてると、壁に光をあてた場合と同様の視覚的な拡張効果が生まれるんです。実際、上の写真の部屋は、天井が突き抜けるように高く見える感じがしませんか?
上の写真の部屋は、空間の幅が少々狭いという特徴がありました。しかし、天井を明るく照らせばより天井が高く感じられるような視覚効果が生まれ、幅の狭い空間の圧迫感を上へと逃がすことができるのです。結果、部屋に開放感がもたらされるというワケ。
天井は壁と違い、ほとんどの場合が“白”。そのため照明をあてれば明るさ感が増し、空間に開放感が生まれるのです。
室内に開放感をもたらすポイント
“空間の形”に合わせて照明デザインを考える

ハロゲンランプの明るい光を
天井にバウンスさせるアッパーライト型スタンド。
ヤマギワ株式会社(外部リンクへ)
天井を照らす場合、光をあてる場所は“空間の形”に合わせて選ぶこと。上の写真で紹介した空間の場合、長方形であったため、光があたる面積をより多く確保できるよう長方形の長辺に沿って照明を設置。両方の長辺だけでなく片方の長辺のみに照明を設置することで、流れるようなすがすがしい光の効果が天井に現れ、気持ちのいい開放感を効果的に演出しています。
しかし、どんな空間においてもこの方法が最適なのかといえば、そうではありません。“空間の形”によっては天井の四隅を照らすのが最も効果的である場合もあるし、天井の中央を照らすといい場合もあり。お花を生けるようにバランスよく天井のいろんな場所に照明をあててみて試し、一番納得できる光の配置を探してみてください。おすすめの照明器具はアッパーライト型スタンド。もしくは、背の高い家具の上に蛍光灯やスポットライトを置いて天井を照らすのもいいですね。
白い反射光がもたらす視覚的な吹き抜け効果。空間に開放感をプラスしたいなら、天井に光をあてるべし、なのです!
青山パークタワー(分譲済):モデルルーム
その他のモデルルームの事例を見る>
三井の住まいへ
確かに天井が突き抜けたようにみえます!
なるほど。
棚の上とかにライトをおいて天井にあててみるといいかもしれないですね。
その場合は蛍光灯のほうがいいのでしょうか?
写真では強い白い光のようにも見えますが・・・。