調光という概念には、光量を調節するという意味だけでなく、光のシーンを入れ替える間の時間を調節する、という意味もあります。これが、 “フェードタイム”と呼ばれているもので、光の質に大きく左右します。
ちなみに “フェード”とは、「消えていく」という意味ですが、照明の世界ではシーンを入れ替えるという解釈をしているのです。
調光器による“フェードタイム”は、スイッチのON&OFFのときに3秒でフェードイン&フェードアウトさせるといったことがもっとも基本だと考えています。イチ、ニー、サンと数えながら調光器を操作してみてください。
ほら、なんだかいい感じになってきますね。
ゆっくりと変化する光は毎日の時間を美味しくする
さて、この心地よさがわかったのなら、さらに次のステージへとご案内いたしましょう!
次なるステージとは、さまざまな照明シーンを記憶させることのできる「デジタル調光システム」のご紹介です。
これは、4〜5種類の照明器具を組み合わせてつくる照明シーンを4つほど記憶させ、それぞれのシーンを呼び出すためのフェードタイムを各々設定することができる、優れた調光器なのです。
私がデザインする住宅照明では、必ずこのシステムを取り入れています。
全体的に暗い光のシーンほど、フェードタイムは長く取ります。反対に明るいシーンなら、フェードタイムは少し短くしてみます。
「デジタル調光システム」を取り入れると、フェードタイムは簡単に変更することができるので、ここぞというパーティのときには、“終盤のこのシーンはライティングを2秒で変えて劇的に・・・”などと仕込むこともできるわけです。ホント照明って楽しいですね!
では、もう少し具体的な例で説明いたしましょう。
たとえば寝室の場合、ベッドに入ってすぐ眠るのではなく、しばらくは本を読んだりテレビを観たりしてくつろぐかもしれませんね。
そんなときは、寝室の照明を1時間ほどかけて徐々に暗くするよう設定してみます。すると、眠気が訪れるころには明かりはかすかに灯っている程度まで暗くなって、自然と眠りにつくことができるわけです。
さながらよい眠りを誘う媚薬のようなものかもしれません。
あるいはホームパーティーなどで、最初はみんなでワイワイと食事を楽しんでいるけれども、そろそろデザートタイムかなぁというタイミングで、10秒のフェードタイムで少しだけ明るくしてみましょう!
話に夢中になっている仲間達の何人かは、「あれっ、どうしたんだろう・・・」と気がつくはず。その瞬間を狙ってケーキの登場! というわけです。
徐々に変化する光がパーティーを盛り上げたり、日常生活のひとときに余韻を作り出したりする、そんなおいしい“フェードタイム”のある暮らしって、素敵じゃありませんか?
フェードタイム”のある暮らしを楽しむポイント
光源の数、明るさ、“フェードタイム”を
さまざまなパターンで組み合わせる

住宅から商用施設まで、幅広く対応する調光システム「GRAFIK Eye3000(グラフィックアイ3000)」シリーズ。さまざまな照明シーンを簡単に呼び出すことができる。
ルートロンアスカ株式会社(外部サイトへ)
“フェードタイム”を作るための調光器でおすすめなのは、ルートロンの「グラフィックアイ3000シリーズ」というデジタル調光システムです。
このシステムを使うと、ペンダントライト、ダウンライト、ブラケットライト、スタンドライト・・・といった室内の複数の照明を一括にコントロールでき、各照明の明るさや、どの照明を組み合わせるかなどを、シーン別に数パターン記憶させることができるんです。
“フェードタイム”もシーンごとに変えることができますよ。記憶させた光のシーンは、リモコンで簡単に呼び出すことができるのです。
デジタル調光システムを利用する場合、専門の工事が必要になります。なので少々大がかりに感じられるかもしれませんが、これから新築をされる方やリフォームをお考えの方には、空間に流れる時間を自由自在にデザインできるツールとしておすすめします!
パークホームズ武蔵小杉(分譲済) リビング・ダイニング
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三井の住まいへ
お久しぶりです!
東海林さんのブログで調光器の存在を知ってから、
すっかり調光器のとりこです☆
私も寝る前は、室内を薄暗くするようにしています。
おかげで、毎日気持ちよく寝ていますww