美しいイルミネーションを完成させるには「3つの条件」があります。
1つめは、「光の粒の小ささ」、2つめは「光の密度」、そして3つめは「球数」。
この条件が満たされれば、寒空にも心が温まる景色をつくることができるのです。
そして、このようなイルミネーションは、街にあるガラスやステンレス、アルミニウムなど光沢のある素材に映りこみを誘発させ、万華鏡のような華やかな世界を作るのです。
シャンゼリゼ通りのブリリアントなクリスマス・イルミネーション
私の大好きなイルミネーションエリアはパリのシャンゼリゼ通りですが、その理由はプラタナスの高木に取りつけられたイルミネーションが、通りを行き交うシトロエンやプジョーの美しいボディラインに映り込み、あたかも光の精が飛んでくるように見えるからなのです。
凱旋門からコンコルド広場まで、通りの角にはちょっとした広場があるのですが、そこにある光のオブジェを楽しみながらゆっくりと歩くと、時折交差点にパリジャン・タクシーが滑り込んできて、そのフロントウィンドウにはイルミネーションの光の精がきらめいているのです。
また、有名なファッションブランドのメゾンでは、毎年競い合うようにして建物にイルミネーションが飾りつけられているのですが、それはもう屋外のシャンデリアといってもいいほど見事な光です。
そしてパリジャンやパリジェンヌたちは、どのメゾンのイルミネーションが一番美しいのか、毎年投票するのだそうですよ。
そんな奥深い光の世界が、ここには広がっているのです。
動く車に映り込んだイルミネーションに
「光の精」を見つけましょう!
そんな世界一華やかといってもいいシャンゼリゼ通りのイルミネーションで注目すべきは、先ほどから「光の精」と呼んでいる「通りを走る車への『映り込み』」なのです。
まるで車体にきらきらと舞い降りてきて、車が動くたびにサラサラと飛び回るような「光の精」の輝きは、心の中まで優しくなれる光の景色です。
こうした、光沢のある面に映り込むことによる光の増幅は、この季節はいたるところで見つけることができます。
少し意識して街を歩けば、いつもの風景すら大いに楽しめるはずですよ。
今年の冬は、そんな 「映り込み」をテーマにしてイルミネーションを楽しんでみてはいかがですか?
自宅でブリリアントなクリスマスを楽しむポイント
光沢のあるフローリングやガラステーブルへの「映り込み」を狙おう

撮影:塙ひろみ
自宅でクリスマスツリーを楽しむときも、シャンゼリゼ通りと同じような「映り込み」を応用してみてはいかがでしょうか。
たとえばワックスでピカピカに磨いた床にシンボリックにツリーを置いてみます。
そして、部屋の明かりを消してみましょう。
すると不思議なことに、ツリーに輝くイルミネーションが床に映るではないですか!
床に溶け込むように少しだけぼやけたイルミネーションというのもまた格別ですね。
あるいは、小さなクリスマスツリーを用意して、ガラスでできたテーブルや光沢のある黒いテーブルなどの上に置くと、同じようなブリリアントな感じを楽しむこともできますよ。
音楽はジャズのクリスマスソング、それにシャンパンですね!
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三井の住まいへ
こちらのサイトは初めて拝見したのですが、今回のご提案、とても素敵ですね。私が初めて「映り込み」の美しさ、面白さを知ったのは、十年以上前、写るはずのない場所で偶然ガラスの反射によって青空が映り込んだ写真に気付いたときでした。それ以来、イルミネーションの広がりを活かして写真を撮ったり、思いがけない方向に見える東京タワーを見つけたりと楽しんできましたが、「生活の中に取り入れる」という発想はなかったので是非挑戦してみたいと思いました。