蛍光灯なら色温度の低い順に、「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」の5種類の光の色があり、色温度が低いほどリラックスを促し、色温度が高いほど気持ちをシャキッと引き締める効果があります。
「受験勉強の年には、スッキリ気分でいられる昼光色の光で気合いを入れるのがよいのでは」とおすすめしましたが、すでに、時は2月。受験の日も間近となりました。
この時期に一番大切なのは、これまで勉強してきた成果を十分に発揮すること。
そこで今回は、受験勉強を仕上げる光の極意をお話いたしましょう。
意外と難しい気持ちの切り替え
よくONとOFFの切り替えが大切、といわれます。たとえば仕事なら、就業時間は集中して業務をこなし、家路につく前に気の置けない仲間と一杯飲んでふっと力を抜いたり、またアメリカの学生は、月曜から金曜までは朝から晩まで集中して勉強に励みますが、週末には、一転してパーティーなどを催して思いっ切り楽しむようです。この緩急があってこそ、ふたたび仕事や勉強に邁進する活力となるのだと思います。
しかし受験生、この大切な時期に勉強を休んで街をぶらぶらするわけにもいきませんよね。しかも本番の試験が近づけば近づくほど緊張は高まり、寝食を惜しんで勉強しているという人が大多数なのではないでしょうか。
ONとOFFが大切と知ってはいても、受験生にとっては、机に向かうことよりリラックスすることのほうが、思いのほか難しいのかもしれません。
ONの光、OFFの光
そんな時、頼りになるのが光の作用です。
これまでも何度かお話したように、勉強している間は交感神経の働きを活発にさせる昼光色の蛍光灯が適しています。しかし、ちょっと疲れてきたなと思ったら、光の力を借りて高ぶった神経を休めてあげましょう。
心と体をリラックスした状態に導くのは副交感神経です。副交感神経を優位な状態に促してくれるのは電球色や温白色といった色温度の低い光。
さらに光による刺激を避けるため照度を低くし、光が目に入ってまぶしくないように光源の位置や角度も調整しておきましょう。
受験を応援するON&OFFの照明術
色味の異なるふたつの光が成功のカギ
休みたいと思ったときに、さっと気持ちを切り替えるには、ONモードの照明とOFFモードの照明のスペースを別々に設け、空間にもメリハリをつけることが肝心です。
個室で勉強するなら、その部屋の照明は身も心も引き締まる昼光色(6700ケルビンという色温度)にして、リラックスするリビングルームには白熱灯や電球色の蛍光灯を使ってみてはいかがですか。
あるいは、同じ部屋の中で照明を使い分け、色温度が高いスタンド照明と色温度の低い床置きスタンドなどをスイッチで切り替えるだけでも結構です。
そして試験の前日は、これまでの勉強疲れもピークを迎えているときなので、以前お話した「
心地いい眠りをいざなう“光の景色”」を参考に、できるだけ上質な睡眠をとって気持ちを整えておくことも忘れないでくださいね。
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光で気分も変わる、というのは、
自然の倫理にしたがっているようで、
信用性も高いですね。