ふたりの間に水を差すわけではありませんが、楽しいはずの新婚生活に難関が待ち受けている、といっても過言ではないかもしれません。だって、明るすぎる照明を好むご主人の嗜好を変えない限り、奥さまのリラックスタイムは永遠に訪れないかもしれないのですから・・・。
今回は、このご夫婦がデリシャスな照明ライフを送るにはどうしたらよいかを考えてみたいと思います。
なぜ日本人は、蛍光灯の明るい光を好むのか
どんなにインテリアが素敵な家でも、夜になるとどの部屋も蛍光灯の白々とした明かりに照らされるのが日本住宅の特徴です。これは「明るさ=裕福さ」だった戦後の時代の、蛍光灯信仰によるものだということは、ブログの第1回目でお話しましたね。
加えて、古くからの日本住宅における空間の使い方も、その原因のひとつと考えられています。
日本人は昔から空間使いの達人で、六畳の居間で食事もすればテレビも見る、お父さんが新聞を読んでいるかたわらでお母さんが針仕事にいそしむ。ひとつの部屋の中で、家族のさまざまな営みがなされるためには、部屋のすみまで煌々と照らすライティングが求められたのでしょう。
おいしい食事を楽しむように
デリシャスな光を体験する
そんな蛍光灯の生活に慣れきっているのであろうご主人に、間接照明の灯りになじんでもらう・・・そのためには、少しの時間と奥さまの愛情が必要かもしれません。
このことを食事にたとえれば、蛍光灯による全体照明派のご主人は「質より量」を求めるタイプです。そんなご主人に「健康のため、明日から食事は野菜だけ!」といっても「オレは腹一杯に食いたいんだ!」とすねられてしまうばかりです。まずは、ご主人と一緒に美味しい料理を食べることから始めてみましょう。そうそう、美味しい料理を食べさせてくれるレストランには美味しい光だってあるのですから、実際にレストランに行って、「ここの照明、素敵だね。家もこんなライティングにしたらリラックスできるんじゃないかな」という風に話をしながら、食事と一緒に「デリシャスな光」を体験してもらうのです。
そういう体験を2人で積み上げていけば、いつしかご主人も「家の照明も少し雰囲気を考えたらどうか?」などといい始めるに決まっています。なぜなら、私の事務所に家の照明をデザインしてほしいと依頼に来られる方は、100%男性の方なのですから!
既存の配線を利用して簡単に取りつけることができる壁つけタイプの調光器、「Wallbox(ウォールボックス)」 シリーズ。
操作も簡単なので、手軽に照明空間を演出できる。
ルートロンアスカ株式会社(外部サイトへ)
「光のダイエット」を成功させるポイント
調光器は「光のダイエット」のツボ!
最近のニュースを見ていると、地球温暖化とか二酸化炭素の排出量という言葉を多く耳にします。ご家庭のなかでも何かできることはないでしょうか?
あくまでも白く明るい光をご主人が求めるのならば、地球のためにも奥様のためにも「光のダイエット」をおすすめいたします。
このダイエットを実施するためには、このブログではすっかりおなじみの調光器が登場いたします。調光器を使って、いい感じのほの暗い雰囲気をつくりましょう。
突然、ホテルのように薄暗い部屋にしてしまうと拒否反応を示すと思われますので、毎日少しずつ暗さに慣らして行きましょう。ご主人に気づかれないぐらい「少しずつ」、がポイントですよ。
ひと月もすれば、あら不思議。ご主人も雰囲気のある間接照明にすっかりなじんで、「明るすぎると落ち着かないなあ」なんていい出すかもしれません。
これで「光のダイエット」は成功です。地球温暖化にも大いに貢献する理想的なご夫婦となることでしょう。
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