
前回開催された際の、フランクフルト中央駅の雰囲気。いつもの駅とは大いに違う賑わいを見せていた。
そしてもうひとつがドイツ・フランクフルトの「light+building(ライト アンド ビルディング)」です。こちらは照明と建築の見本市で、最新の照明テクノロジーが惜しむところなく紹介される大きな展覧会なのです。
この雰囲気の異なるふたつの見本市は、それぞれ隔年で開催されています。
それにしてもイタリアではファショナブルなユーロルーチェ、ドイツでは技術的なライト アンド ビルディング、というのはなんだかお国柄を表しているようにも思えます。
このふたつの見本市は照明デザイナーとしてどちらも大変興味深いもので、私もこの季節になるとヨーロッパへの旅支度を始めるのですが、今年はフランクフルトで「light+building」が開催される年なので、今回はこの展覧会について紹介いたします。
ヨーロッパは照明先進国の集まり

前回のLIGHT&BUILDING会場内の様子。このブースでは、有名な照明デザイナー、インゴ・マウラーの新作が展示されていた。
「light+building」の開催地は、ドイツ中央に位置する金融都市フランクフルトで、中央駅からほど近い場所にある広大な国際見本市会場「フランクフルト・メッセ」が、そのメイン舞台となるのです。
およそ2000の会社が出展し、ドイツを代表する照明会社「ERCO(エルコ)」やオーストリアの「ZUMTOBEL(ズントーベル)」、オランダの「PHILIPS(フィリップス)」、ベルギーの「MODULAR(モデュラー)」などの大きなブースが目立ちます。ほかにも「BEGA(ベガ)」「LOUIS POULSEN(ルイス・ポールセン)」「KREON(クレオン)」などなど、ここでは紹介しきれないユニークな照明器具メーカーのブースが軒を連ねるのですが、そうした新作照明器具のラインナップとともに私が楽しみにしているのは、各ブースのおもてなし方なのです。
夕方になると、各ブースから何ともいい匂いがしてまいります。何と各ブースにはキッチンが備えつけられていて、シェフが腕を振るっているのです!
そこでふるまわれるメニューの多くはビュッフェスタイルの軽食で、飲み物はワインとビール、ミネラルウォーター(ガス入り、ガス無しとも注文できます!)です。
さすが、ここはヨーロッパなのです。人と人とが食べ物や飲み物を共有してこそ、いいビジネスが始まるという考えなのですね。
最先端のテクノロジーとは・・・?
前回の「light+building」で非常に興味深かったのは、「DALI」という名前の制御システムです。これはすでに建物内に設置された電源線を利用して、空調や照明を同時に制御できる新しいシステムのことで、照明メーカー各社がこのシステムに対応した照明アイテムの展示を行っていたのにも驚かされました。
さまざまな機能の規格を統一することにより、システム自体をミニマムに進化させるというのは、画期的なアイデアだと感心したのです。
「light+building」の楽しみ方

前回のイベントの様子。キセノンサーチライトの強烈な光が、
フランクフルト中央駅から放射されていた。
このイベントのすごいところは、照明への興味や専門技術がなくても、お祭りの雰囲気を味わえる、街をあげての光のフェスティバル、「Luminale(ルミナーレ)」が開かれるところです。
見本市の時期に合わせ、フランクフルト市内では、旧市街地を中心にした約100ヶ所のスポットで古い橋や建造物のライトアップがなされたり、オブジェが出現したりといったたくさんの照明イベントが催されます。
さらにそれぞれのスポットを巡回する無料の臨時バスも登場し、夕方から夜遅くまで、さまざまな光のイベントを楽しむことができるのです。
さぁ、私もこのブログを書き終えてフランクフルトに旅立つことにします!
この模様は後日、レポートしたいと思っていますのでお楽しみに!
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三井の住まいへ
ライトアップされた国内イベントいえば、12月の神戸ルミナリエや丸の内エリアのライトアップを思い出します。クリスマスシーズンに各家庭で取り付けるクリスマスイルミネーションも、趣向が凝らされていて、見ごたえがあります。冬の風物詩です。