ナイトゲームの照明はどれぐらい明るいのか?
野球とサッカーのスタジアム照明を見てみることにしましょう。
野球のナイターの照明は、JIS規格で定められています。プロ野球の場合は内野で2000ルクスが必要です。150km/hという剛速球のボールもよく見えるよう、バッテリー間はさらに高い照度が求められます。
また、上から地面だけを照らしてしまうと、高く上がったフライは闇にまぎれて見えなくなってしまいますし、極端なグレア(※)が発生してプレーの妨げになります。これを防ぐため、多方向からの光で空間全体を照らす照明設計の工夫がなされています。
サッカーについては、日本では2002年開催の日韓ワールドカップの前に、「埼玉スタジアム2002」や「宮城スタジアム」、「静岡スタジアム エコパ」、「新潟スタジアム」(現・東北電力ビッグスワンスタジアム」などなど、スタジアムの建設ラッシュがありました。
ワールドカップを開催するためのスタジアムの条件は、国際サッカー協会(FIFA)の理事会で細かく決められており、照明についても1500ルクス以上の照明燈でそろえることが義務づけられていました。
埼玉スタジアム2002を例にとってみると、ハイビジョンのテレビ放送を楽しむための最適な照度を考慮して、2000ルクスの照明塔を採用しています。使用されているのは2000Wの“メタルハライドランプ”という省電力で、超寿命というランプが356灯設置されています。
2000ルクスといってもピンと来ない人がほとんどだと思いますが、一般的にホテルのロビーは約50ルクス、家庭のリビングが約200〜300ルクス、山手線車内が約400ルクス、オフィスで約750ルクスですから、スタジアムの照明がどれほど明るいのかおわかりいただけるかと思います。
スポーツ照明の楽しみ方
夏休みに、ご家族でスポーツ観戦を
もうすぐ子どもたちには楽しい夏休みがやってきますね。
「どこかに連れて行ってよ〜!」とせがまれたら、家族でナイトゲームの観戦はいかがでしょうか。
あの広い空間で2000ルクスの光を目にするという体験は“真夏の夜の夢”のような、不思議な興奮を覚えるものです。ご家族でスタジアムに観戦に出かければ、普段、ご家庭の照明では得ることのできない場内の雰囲気におのずと気分も高揚して、楽しい思い出作りにもなることでしょう。
※ グレア (眩輝) とは、不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のことをいいます。
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こんにちは!
私は野球が好きで、よくナイターを見にいくのですが、
球場のあの雰囲気にいつも飲み込まれてしまいます。
照明の役割って、ほんとすごいんですね。。