暮らしに装いを エレガントマナー
マナーコーディネーター 住友淑恵
1977年生まれ港区在住。有限会社セレブスタイル(マナー教室)を設立。現在サロンでのレッスンや企業研修、講演、トークショー、TV雑誌メディアへの出演も多数。 ◆このブログでは、毎日をもっと豊かにするための、簡単で楽しいマナーのノウハウをご紹介します。
マナーとは?-まずは自分自身へのマナーから-
2008年01月31日
1:マナーって、何でしょう?
みなさま、こんにちは。マナーコーディネーターの住友淑恵です。

今回は、もっとも身近にある「自分の生活」を見直すことで、マナーの基本的な“感覚”をつかんでいこう、というお話をさせていただこうと思います。

さて、まず「マナー」という言葉ですが、みなさまはこの「マナー」を、どういったときに意識されますか?

身近なところでは、やはり冠婚葬祭でしょうか。結婚式があれば、作法が書かれたマナー辞典などをご覧になったりしますよね。

しかし、マナーはそういった特別なときにだけ必要になるものではありません。

例えば、朝起きて「おはよう」と挨拶することや、仕事中に接する人と気持ちのよいコミュニケーションをとること、食事をおいしく頂くことなど、日常で私たちがすることすべてにマナーは求められます。また、モノ(動物、植物、道具…)を大切に扱うことも大切です。これは、モノに対するマナーになります。

そして、自分自身に対してのマナー、なんていうものもあります。例えば、1日3食をきちんと食べること。そんなことも自分の身体に対するマナーといえるのです。

このように、マナーの世界は幅広く、漠然としています。ですから、“これがマナー”とか、“こうすればマナーは完璧”というふうに、一口で説明することは難しいのですが、私たちが毎日の生活を大切に、そして、きちんと過ごしていくということで身につけられるものなのです。

マナーの身についた魅力的な人の周りには、素敵な人が集まってきて仕事の幅も広がり、よい人生のスパイラルができるのではないでしょうか。

マナーは幸せへのパスポートといえそうですね!
2:まずは身近なところから
マナーを意識する機会は沢山ありますが、まず、もっとも身近である「自分の生活」について考えてみましょう。

気持ちよくきちんとした生活をするために、毎日ほんの少しのことでもいいので、マナーについて意識したり想像したりして過ごしてみてください。

日本にはすばらしい四季や年中行事があります。これらを日常の中でほんの少し意識して「室礼」をしてみます。「室礼」とは“しつらい”、“しつれい”などといい、四季や年中行事に対し「衣・食・住」を整え、準備するということです。
実はよく考えてみると、私たちはすでにこの室礼を年中行事の中で行っています。

例えば、クリスマスにはツリーを飾ります。お正月には飾りつけをして新年を祝います。そうすることで、人はクリスマスやお正月を意識して、自分の中に取り込み、季節を感じて楽しもうとするのです。これは、「衣・食・住」の「住」の室礼にあたります。

他にも、「衣・食・住」の「衣」の室礼として、例えば年が明けた1月2月は真っ白な気持ちで年を迎えるといった意味でなるべく白いものを着るようにしたり、「食」の室礼としておせち料理など、季節感のあるものを食に取り入れるといったものもあります。

こうして、季節や行事に対し室礼を意識して積極的に日常に取り入れようとするとき、私たちは予定を立てたり、準備をします。それは、日常を大切に、きちんと過ごすということに通じるのです。

3:日常を「ハレ」の日にしよう!
よく、平凡な日常のことを「ケ」、意識しておしゃれをしたり室礼をすることを「晴れ(ハレ)」といいます。成人式などの行事でよく使う「晴れの日」とは、この「ハレ」で、これも行事を意識して室礼をし、大切に過ごす日、といえます。

「ハレ」の日は、行事などを意識した非日常的なものです。でも、日常である「ケ」も、ほんの少し、自分が意識をすることによって非日常、つまり「ハレ」に変えることができます。

そして、“あえて”自分で年中行事以外の「ハレ」の日を作ることで、積極的に気持ちを切り替えることができ、また、何より人生を楽しむことができるようになるのです。

日常を「ハレ」の日にするといっても、大掛かりな仕度はいりません。まずは、その第一歩として、玄関とリビング、テーブルの上に、いつもきれいなお花を飾ってみるというのはどうでしょう?

私は自宅にも、レッスンをしているサロンにも、いつも「生のお花」を飾っています。

お花屋さんに行って、部屋のインテリアに合う気に入ったものをさっと選んで購入しています。生け方は自己流でも楽しいものですが、もちろん、自分のアレンジに自信がなければお花屋さんがいっしょに選んでくれますし、相談にものってくれますよ。

また、うちには子供がいるのですが、こうしてお花を飾ったり、季節の室礼が生活の中にあるだけで、行事や日本の文化にも興味を持ってくれるのです。子供に室礼のアイデアを聞いたりしながらいっしょに楽しむ、なんていうこともできますよ。
さあ、いかがでしたか?身近な生活の中のマナーを見つめなおして、うるおいのある毎日を心がけてみてくださいね。

次回は、おつきあいのマナー(訪問)についてです。

お友達のおうちや目上の方宅への訪問も、堂々と振る舞えるマナーをご紹介いたしますので、 お楽しみに!
マナー語録
マナーは、幸せへのパスポート。
Comment
1. | 投稿者: なおれま
2008年02月10日

マナーは幸せへのパスポートという言葉いいなと思いました。
周りの人で素敵だなと思う人はマナーがいいからかもしれないと思いました。
私も身近な生活の中のマナーから改善していきたいと思います。
お花飾るのもいいですね。
そのほかでも日常をハレの日にするアドバイスがあれば教えてください。

2. | 投稿者: 笑う門
2008年02月14日

私もお花が好きで玄関リビングには常に季節の花を飾っています。また、ベランダでは薔薇を中心に30鉢ほどの植物が、静かに芽吹いて暖かい春の訪れを待っているようです。初めてこのブログを拝見し、日々感じていることにピタッと
合いましたのでコメントせずにはいられませんでした。これからも楽しみにしています。

3. | 投稿者: レモンキャンディ
2008年02月21日

マナーって、
冠婚葬祭や食事のマナーばっかりに気を取られていたんですけど、
年中行事からって素敵ですねぇ!

なるほどなあっておもいました。
準備したりしたら日常にイベントができて楽しそうですねー。

4. | 投稿者: ルカ&マタイ
2008年02月21日

 結婚式場で接客業をしているので
 こちらのブログを大変興味深く読ませて頂きました!

 マナーとひとことに言っても、日常のあらゆる面で、
 問われたりするもので、マナーのすべては、もしかしたら
 その人自身の『品格』に値するかもしれませんね。

 女性ならエレガントに
 男性ならスマートに
 マナーについて、少し意識した生活を
 素敵に過ごしたいものですね。

5. | 投稿者: とくい
2008年02月21日

『マナー』を特に意識する時って、やっぱり冠婚葬祭か食事とか、普段はあまり意識していないですね。でも、マナーの身についた人ってステキですよね。
これからは少しずつでも意識したいですね。
「ケ」を、意識して「ハレ」に変えたいですね。「ハレ」の日を作れたらいいですね。

6. | 投稿者: ひまわり
2008年02月23日

普段の生活で、「マナー」を意識している時間の短さに改めて気がつきました。
1つ1つにマナーがあり、意識する事で自然と身に付け、
「幸せへのパスポート」
を、手に入れたいと思います☆

7. | 投稿者: とむ
2008年02月24日

大変、参考になりました。私は43歳にしてあまりマナーの良い方ではありませんでしたが、たまたまこのブログに出会いマナーを意識しているうちに私の周りに人が集まるようになり、今までどちらかというと私が苦手だな!と思う人からも話しかけられるようになりました。それがきっかけとなり相手を理解する事も出来るようになり、マナーの大切さ!意識する大切さ!を学ばせて頂きました。

8. | 投稿者: シロクマ
2008年02月24日

自分に対してもマナーがあるなんて考えてもみませんでした。でも、生活をきちんとすること、なかなかできていないけれど、とても大切な事だと感じました。

マナーは堅苦しいと敬遠しがちですが、まずは自分の身の回りのことから始めていきたいと思います。そして、理想の自分に近づけるよう意識していきたいです。

9. | 投稿者: カエドン
2008年02月25日

子供が生まれて、色々意識するようになりました。
自分では、当たり前の事でも世間では違ったりと逆もあります。
知識は、やっぱり大切だと思う

10. | 投稿者: マクラフリン
2008年02月27日

こんにちは。
マナーって昔からあんまり良いイメージを持っていませんでした。
誰が決めたか知らないルールをなんで守らなければならないんだろう、という気がして。すみません。なんだか校則に反抗する学生みたいですね(笑)
でも記事を読んで、「これがルールです!」というような押し付けマナーとは、ちょっと違う印象を持ちました。自分も相手も気持ちがよくなるためのものなんだっていうことにあらためて気づきました。
未だに学生気分の私ですが、これからの記事たのしみにしています!

11. | 投稿者: みやびまる
2008年03月12日

マナー教室通おうかな〜と思ってます。周りにちゃんと教えてくれる大人がいなかったので、人と接する時どうしたらいいのか分からないのです。でもそうゆうのって、わざわざお金を出して教わるものなのかな〜とも思うのです。本当。

12. | 投稿者: マリー
2008年03月25日

「マナー」という言葉を聞くと、同時に「思いやり」という言葉が頭にに浮かびます。人を不愉快にさせない、堅苦しい立ち居振る舞いのことを「マナー」だと信じて、人にも押し付けてきたのですが、先生の記事を拝見したらもっと楽しく学んでいいのだということに気がつきました。

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