暮らしに装いを エレガントマナー
マナーコーディネーター 住友淑恵
1977年生まれ港区在住。有限会社セレブスタイル(マナー教室)を設立。現在サロンでのレッスンや企業研修、講演、トークショー、TV雑誌メディアへの出演も多数。 ◆このブログでは、毎日をもっと豊かにするための、簡単で楽しいマナーのノウハウをご紹介します。
来客への心配りとおもてなし〜準備編〜
2008年04月04日
お客さまを迎えることで、もっと親しくなれる
みなさま、こんにちは。住友淑恵です。
前回までの、訪問のマナーはいかがでしたでしょうか。今回からは、お客さまを自宅にお招きするマナーについてご紹介しますが、訪問時とは立場が違うだけで、“心を贈る”こと、つまり相手への心配りが大切であるということ変わりはありません。

また、自宅にお客さまをお招きするということは、自分のプライベートな空間に人を招き入れるということ。相手に対し、自分が心を開いていることを示すことでもあります。また、心から歓迎されていると感じれば、誰でもうれしいもの。自ずと相手も心も開いてくれることでしょう。
“親しくなる”ということが、お互いの心を開いて相手と向き合うことだとするなら、人をお迎えするのはその人ともっと親しくなれるチャンスだといえそうです。

精一杯のおもてなしで相手に心からの笑顔で過ごしてもらえる、そんなおもてなしができたら素敵ですね。

そうそう、およばれされたら、今度はこちらがお招きする、というのもマナーです。そんなときは、およばれした喜びをお返しする心をもってお迎えしてくださいね。

マナー語録
“親しき仲”は、心を開いたその先に
お迎えする準備から始まる、おもてなし
おもてなしは、すでにこの準備から始まっています。「当日に、慌てて準備をしたから細かい心配りができなかった!」ということがないように余裕を持って準備し、相手が少しでも心地よく過ごせるように、細やかな心配りを家のあちこちに施しておきましょう。

人をお迎えする上でもっとも大切な場所は玄関です。その家の印象だけでなく、そこに住む人に対する印象までも決めてしまうことがあるからです。
まずは余分な靴を片付けて、ほうきなどで掃いてきれいにします。それから、スリッパや玄関マットの素材や柄などは、季節に合わせるように選んでみてくださいね。

また、洗面所やトイレといった水まわりも重要なポイントです。水まわりは、少しの汚れでも不潔な感じがしてしまう場所。どんなに素敵なインテリアやおいしいお茶やお菓子でおもてなしをしても、「水まわりが清潔でない」という印象を与えては台無しですね。ぜひ、念入りにお掃除をしてください。

また、水まわりにちょっとした心遣いがあるのもうれしいものです。トイレなら、トイレットペーパーを花柄などの美しいものにしたり、 お花を飾ったりするのもいいですね。洗面所にお客さまの人数分、手を拭く小さいタオルを用意しておくのも喜ばれますよ。

なお、お掃除は不十分になることがないように、遅くとも前日には済ませておいてくださいね。

仕上げはお客さま目線で
お掃除が済んだら、玄関からリビングへとお客さまが入ってくる導線を、来客になったつもりになって見てみましょう。
汚れなどのチェックはもちろんですが、ここで一工夫。
なんとなく目の行く場所を探し、そこに絵やお花などを飾ってみてください。
基本的には、お部屋全体のインテリアにあっているものがよいですが、ここに季節感のあるものや話題性のあるものなどを選んで置いておけば、お客様の目を楽しませるだけでなく、その後の会話を弾ませる“ネタ”にすることができるのでおススメです。

私は、空間をさらに演出するものとして、よく香りを使います。
香りの種類によって、リラックスしたり、気分がすっきりしたりするものがあるので、場所や時間帯、お客さまの好みやイメージなどにあわせて選んでいます。リビングだけでなく、玄関やトイレなど、それぞれ香りを変えて演出するというのも良いですよ。
人を招くと準備が大変、と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、自分のおもてなしで相手が喜んでいる姿を想像しながら準備をしてみてください。相手ともっと親しくなれるように、「相手を大切に思う気持ちをカタチにする」というチャンスを是非活かしてくださいね。

さて、次回は実際にお客さまをお迎えするときのマナーについてご紹介しますね。どうぞお楽しみに!
みんすまスタッフが聞く!こんな時のマナーって?
Q:
急な来訪を希望されましたが、どうしても都合がつきません。スマートにお断りするにはどうしたらいいでしょうか?
A:
まず、気をつけたいのは、相手に「迷惑扱いされた」という印象を与えないということです。断らなければならない理由と、「せっかくご連絡いただいたのに、残念です。」という気持ちをきちんと伝えましょう。もし、相手が玄関先でのご挨拶だけでも、とおっしゃったなら、なるべく対応したいですね。その際は、「少し取り込んでおりまして、あまり時間がとれずに申し訳ありません」というような言葉を伝えるとことも大切です。
Comment
1. | 投稿者: りえ
2008年04月05日

マナーは難しいので色々勉強になります。もっともっと勉強して素敵な大人になれるようにがんばります。

2. | 投稿者: レイ
2008年04月05日

このように周到な準備を必要とするお客様が我が家を実際に訪問する機会はないだろうとは思いつつも、いざという時のために時々練習をしようと思います。

3. | 投稿者: たあくん
2008年04月09日

結局、マナーって気持ちなんですね。相手が喜ぶ顔を想像してみれば、部屋を整えるのも楽しいかもしれないですね。逆に言うと、訪問の準備が面倒で仕方がない相手ならば、無理に迎えることもないかもしれないと思いました。

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