暮らしに装いを エレガントマナー
マナーコーディネーター 住友淑恵
1977年生まれ港区在住。有限会社セレブスタイル(マナー教室)を設立。現在サロンでのレッスンや企業研修、講演、トークショー、TV雑誌メディアへの出演も多数。 ◆このブログでは、毎日をもっと豊かにするための、簡単で楽しいマナーのノウハウをご紹介します。
初対面の方へのマナー〜会話上手になるために〜
2008年05月14日
会話を弾ませて“出会いの場”を華やかに
みなさま、こんにちは。住友淑恵です。

前回は、自己紹介についてお話をしました。自己紹介できっかけが作れたら、その後の会話も弾ませたいですね。会話が弾むと、“出会いの場”が華やかになって、初対面の方とも打ち解けやすくなりますし、相手にも楽しい時間を過ごしてもらうことができます。また、そこから交友範囲を広げることができれば、その出会いをさらに有意義なものにすることができますね。

しかし、初対面の方と接するとき、「何を話したらいいのかわからない」という方も少なくないようです。そこで今回は、会話上手になるためのお話を中心に、会話でのマナーなどについてもご紹介したいと思います。
マナー語録
会話上手は聞き上手
相手に興味をもって、聞き手にまわる
“会話上手”と聞いて、「私は口下手だから、人を楽しませるような話はできない」と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、“会話上手”になることは“話し上手”になることではありません。相手に気持ちよく話をさせてくれる、“聞き上手”になることなのです。
会話上手になるための第一歩は、まず相手に興味をもつこと。
相手の自己紹介や会話の内容をしっかり聞くことはもちろん、服装や髪型、身につけているものなどをさりげなくチェックし、自分との共通点や気になったことなどについて、質問やコメントなどを投げかけ、相手に話してもらうのです。多くの方にとって、自分に関することを話題にしてもらうのはうれしいものですし、また、「この人は、自分に興味があるんだな」と感じてもらうことで、親近感をもってもらえます。

話をしてもらっている最中は、相手をきちんと見ることと、相手の話にきちんと相槌を打つことが大切。
これは、会話のマナーの基本でもありますが、聞き上手になるための大きなポイントでもあります。せっかく話をしてくれているのによそ見をしたり、気のない相槌を打っていては、相手に気持ちよく話を続けてもらえませんし、「なんだ、自分に興味をもっているわけではないのか」と、相手をがっかりさせてしまいます。「あなたの話を真剣に聞いています」という気持ちを態度で伝えられてこそ、会話上手となれるのです。

ここで、相手を見るときのポイントをひとつ。目をじっと見つめると、かえって相手を緊張させたり、また、自分が緊張してしまうこともあるので、ちょっと視線をずらして額、眉間、鼻の頭を見るようにしましょう。また、“会話上手”になろうと一生懸命になりすぎて、根掘り葉掘りしつこく聞くことがないようにしましょう。
いくら自分のことが話題になってうれしいといっても、あまりしつこく聞かれると相手の親近感が警戒心に変わってしまうこともありますので気をつけてくださいね。

豊富な“話題の引き出し”を持とう
相手が気持ちよく話ができる会話上手になれたら、さらにワンステップ。自分からどんどん話題をつくって会話を盛り上げられる、“話題づくり上手”になりましょう。これは、会話上手の上級者ともいえるかもしれせんね。

豊富な話題の引き出しを持つためには、日頃からの情報収集が肝心。会話のタネになりやすい、映画・本・ファッションなどを中心に、今流行っているものや話題になっているものを、新聞やテレビ、雑誌などでチェックしましょう。また、通勤や買い物途中にも、季節の植物、広告、たまたま見かけた人や風景などから集めるのもいいですね。“なんだか気になる”というアンテナを立てておけば、独自の目線での情報を集めることができます。こうして、日常的に情報収集をすれば、自分の中の“話題の引き出し”に話のタネがどんどんストックされます。話題が豊富な人の話は楽しいですし、初対面の方にも「またあの人と話がしてみたいな」と、思ってもらえるでしょう。

しかし、中には避けたほうが良い話題もあります。それは、いわゆる下ネタや汚い話、人の噂話や悪口、ゴシップなどはもちろん、行き過ぎた自慢話、政治や宗教の話、痛ましいニュースなどもその中に入ります。自分がどれだけ話題が豊富かをひけらかすようなことはせず、集まった人が楽しく過ごすのにふさわしい話題かどうかを判断するのも、“話題づくり上手”になるポイントです。

最後にもう一つ、会話上手になるために是非実践していただきたいことがあります。それは、相手に “お土産”を渡すことです。この場合のお土産は物ではなく、役に立つ情報やお得な情報、相手へのほめ言葉といった、言葉のお土産です。とにかく、相手が「今日、この人に会えて良かったな」と思えることなら何でもOKです。とくに、初対面の方には「お近づきの印に」という気持ちを込めて言葉のお土産を渡せば、その出会いは素敵な出来事として、きっとその方の中に残ってくれるのではないでしょうか。

どうぞみなさまも“会話上手”になって、初対面の方との出会いを楽しんでくださいね。

次回は、初対面の方への振る舞い方についてご紹介したいと思っています。どうぞ、お楽しみに!
みんすまスタッフが聞く!こんな時のマナーって?
Q:
友人に人を紹介された場合、その人が自分と同じ年齢でも敬語は使うべきですか?
A:
敬語を使うかどうかは、年齢ではなく相手との距離を考えて判断することが大切です。初対面の場合、たとえ自分と同じ年齢であっても、まだ相手と親しいわけではありませんから、「馴れ馴れしい」思われないように、最初は礼儀をもって敬語を使いましょう。ただ、ずっと敬語では相手との距離をなかなか縮められない可能性もありますので、話の盛り上がりを見ながら、自然な感じで口調を変えられるのがベストですね。
Comment
1. | 投稿者: ルーニー
2008年05月16日

「言葉のお土産」ですか。
たしかに初めて会った人には、男女問わず「もう一度会ってもいいな…」
と思われたいですね。相手に嫌なイメージを与えたらもう終わりですもん。
やっぱりなんだかんだいって第一印象って大事ですよね。

2. | 投稿者: みやびまる
2008年05月24日

なるほど〜。為になります。 今後の参考にしたいです。でも出会いがないので実践できないです。

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