暮らしに装いを エレガントマナー
マナーコーディネーター 住友淑恵
1977年生まれ港区在住。有限会社セレブスタイル(マナー教室)を設立。現在サロンでのレッスンや企業研修、講演、トークショー、TV雑誌メディアへの出演も多数。 ◆このブログでは、毎日をもっと豊かにするための、簡単で楽しいマナーのノウハウをご紹介します。
人と人とを結ぶ結婚式〜式の当日について〜
2008年07月02日
招待客の役目
みなさま、こんにちは。住友淑恵です。

前回までは、結婚式の様々な準備についてご紹介してきましたが、今回はいよいよ式当日のお話です。結婚式のマナーの最初にもお話しましたが、その祝い事が無事に執り行われるよう、式に関わる全ての人が心を合わせ、協力し合うことが肝心。式当日の招待客は、この儀式に関わる当事者である意識をもって、列席することが大切なのです。

受付などのスタッフや友人代表のスピーチなど、何かしらの役目を頼まれている人はもちろん、何も頼まれていない人も、新郎新婦やご両親、親戚の方々をはじめ、その場にいる人たちへの心配りを忘れずに。また、自らも積極的に式へ参加している意識をもちましょう。
マナー語録
結婚式での振る舞いは、“静と動”の二役
挙式と披露宴では、ベースにある“場の空気”が違います。挙式は厳粛さを重んじる“静”の場、披露宴はお披露目を華やかに行う“動”の場です。式に参加する場合は、“静”と“動”それぞれの場にあった振る舞いを心がけていただきたいと思います。

挙式では“静”の振る舞い
挙式は神聖なセレモニー。厳粛な場を保ち、式が執り行われることを見守るのが列席者の役目です。携帯電話の電源を切るなどの基本的なマナーはもちろんのこと、私語も厳禁となります。

また、式の様子をカメラやビデオで残したいという方もいらっしゃると思いますが、式場によっては、撮影を禁止していたり、撮影担当者のみ許可をしている場合がありますから、式が始まる前に確認してくださいね。
ただ、撮影がOKだからといって、厳粛な儀式の最中にうろうろと歩き回るのはNGです。できれば、自分の席から、物音に気をつけながら静かに撮影しましょう。

また、教会などで気をつけたいのは、ヴァージンロードです。ヴァージンロードは、新郎新婦、そして新婦のサポート役しか入れない聖域ですので、十分注意してください。
写真撮影でうろうろした挙げ句、夢中になってうっかりヴァージンロードを踏んでいた!なんていうことのないように。


披露宴では“動”の振る舞い
披露宴は華やかなお披露目の場。そして、列席者の役目は、常に笑顔で場を盛り上げることです。盛り上げるといっても、騒ぎたてるということではありませんよ。例えば、スピーチの間は食事をする手を止めて静聴し、終わったら心を込めて拍手をするとか、席で一緒になった人が初対面でも、進んで話しかけて和やかに歓談するなど。
これは、マナーとしても当たり前のことですが、自分自身もその式を楽しみ、また、そこにいる全員で幸せを分かち合うような気持ちで参加することが、“動”の場の振る舞いとなります。

招待される側が、そうした役目をもって式に列席するのだと考えれば、飲みすぎて騒いだり、場の雰囲気を壊すような話題を持ち出したりすることが、マナー違反であるということがわかりますね。

新郎新婦も、出席してくれる人たちのために、いろいろとプランを立てて当日に臨んでいます。その気持ちを汲む意味でも、式での自分の役目を意識して列席していただきたいですね。

最後にひとつ、忘れないでいただきたいことがあります。それは、新郎新婦へお礼状を出すこと。素敵な結婚式へ招待していただいたことへの、感謝の気持ちを伝えましょう。
以前の記事でご紹介しました、「お礼状のマナー」でもお話しましたが、できれば、事前にあて先などを書いたハガキを持っていき、式の帰りに投函できればベストです。「ありがとう」の気持ちは、すぐに伝える。それも大切なマナーのひとつです。

今月はジューン・ブライドにちなんで、結婚式のマナーについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。人の幸せが自分の幸せになる、そんな喜びを結婚式へ出るたび感じます。幸せは、こうして分かち合っていくものなのでしょうね。
さて次回からは、お中元のマナーについてご紹介しようと思います。どうぞお楽しみに!
みんすまスタッフが聞く!こんな時のマナーって?
Q:
当日、どうしても式に出席することができなくなった場合は、どうしたらいいですか?
A:
やむを得ず式を欠席する場合は、新郎新婦ではなく、必ず式場へ連絡を入れます。新郎新婦は仕度に忙しいですし、式場に連絡を入れれば、会場の席に空きができないように配置しなおしたりしてもらえます。また、遅刻をする際も同様です。どちらも後日、新郎新婦へお詫びの連絡を忘れずにしてくださいね。
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