暮らしに装いを エレガントマナー
マナーコーディネーター 住友淑恵
1977年生まれ港区在住。有限会社セレブスタイル(マナー教室)を設立。現在サロンでのレッスンや企業研修、講演、トークショー、TV雑誌メディアへの出演も多数。 ◆このブログでは、毎日をもっと豊かにするための、簡単で楽しいマナーのノウハウをご紹介します。
お中元を受けるマナー
2008年07月10日
お中元をいただいたら
みなさま、こんにちは。住友淑恵です。

前回までは、お中元を贈るマナーなどについてお話をしてきました。しかし、マナーが必要なのは、贈るときだけではありませんね。今回は、お中元をいただいたときのマナーについてご紹介したいと思います。

お中元を贈っていただくということは、とても光栄なこと。“感謝の気持ち”のお中元に対して、こちらも“感謝の気持ち”をもって応えましょう。

お中元をいただいて、すぐにしなくてはいけないことが、お礼状を出すこと。お礼状は、「お送りいただいたお中元が、無事にこちらへ届きました」というお知らせと、「お気持ち、ありがとうございます」という感謝を伝えるためのもの。お知らせはもちろんのことですが、感謝の気持ちがしっかりと伝わるお礼状を書くことを心がけ、お互いの関係をより良いものしていきたいものですね。
マナー語録
“感謝のお中元”には、“感謝のお礼状”
お返しについて
お中元を受けるときのマナーについてお話をするとき、「贈っていない相手からいただいたら、お返しの品物はどうしたらいいですか?」という質問をよくいただきます。基本的にはお礼状のみをお送りし、お返しはしないことになっています。
もともとは、「お世話になったので、その感謝の気持ちを贈ります」というものですから、さらにそれに対してお返しをすることは不要なのです。

しかし、「貰いっぱなしは、なんだか申し訳ない」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。お返しをするとマナー違反というわけではありませんので、その場合はお礼の品物を贈ってもOKです。ただし、ここで注意したいのは贈るタイミング。相手が「慌ててお返しを贈ってきた」と感じないように、お中元の時期が終わった頃に、「御礼」や「暑中お見舞い」として贈りましょう。

もちろん、お返しをする方にもお中元が届いたらすぐお礼状を出します。また、品物を送る前には「お礼の品を送りました」と、ご挨拶状を出すことをお忘れなく。

お中元のお礼状
お礼状のマナー」でもご紹介しましたが、“お礼はすぐに”が基本。お中元を受け取ったその日に出すのがベストです。もし、その日のうちに出すことが難しいときは、遅くても3日以内には出してくださいね。
お礼状についての全般的なお話は、「お礼状のマナー」を参考にしていただいて、ここではお中元のお礼状の基本についてお話をしたいと思います。
お中元のお礼状を書く際は、次の構成を頭に入れて書くとスムーズです。

 1. 時候の挨拶
 2. お礼の言葉
 3. いただいた品物に関する感想
 4. 相手をねぎらう気持ち

例えば、知人にビールをいただいたお礼状をこの構成に従って書くと、イラストのハガキのようになります。


お中元に限らず、品物をいただいたお礼状を書くときに大切なのは、「 3. いただいた品物に関する感想」です。とくにお中元は、「喜んでもらいたい」と、こちらの好みだけでなく、家族のことなども考えて品物を選んでいらっしゃるわけですから、やはり相手もそれに対する感想は気になるものです。ただ、「おいしかった」「うれしかった」という言葉だけでなく、「主人の好物なので大喜びをした」など、具体的な話として伝えるようにするといいですね。

また、「お礼状のマナー」でもご紹介していますが、お中元は季節のご挨拶のやり取りでもあるので、是非、季節感を取り入れたお礼状の工夫をしていただきたいと思います。ひまわりや、入道雲、風鈴など、夏を感じさせるイラストが入っていたら、きっと相手の心も思わずほころぶのではないでしょうか。

お礼状に感謝の気持ちをしっかり込めて、相手にも、「末永くお付き合いしたい」と思っていただけたら、うれしいですね。

ところで、最近お中元について思うことがあります。それは、身近な人ともっと気軽にやり取りをしてもいいのではないかしら、ということ。もちろん、古くから継承されてきた日本の大切な習慣ですから、重んずるべきしきたりもあります。でも、親しい友人や兄弟姉妹、ご主人や奥様など、身近な人へ “プチ・プレゼント”の感覚で感謝の気持ちを贈るのも、素敵なことではないかと思うのです。ささやかな品物をきれいな包装紙で包みリボンをかけて、日頃は照れくさくてなかなか言えない「ありがとう」の気持ちを込めて贈れば、さらに心の結びつきを強くしてくれそうですよね。

さて次回は、暑中お見舞いと残暑お見舞いのご挨拶状についてです。お手紙の基本的な書き方もあわせてご紹介する予定ですので、どうぞお楽しみに!
みんすまスタッフが聞く!こんな時のマナーって?
Q:
忙しい夫に代わり、妻としてお礼状を出してもいいものですか?
A:
大丈夫です。その場合、文章の最後にご主人のお名前を書き、その下か横に「内」とつけます。これは、そこに書かれた名前の方の奥様が書いたことを示すものです。代筆されるときは、是非、受け取ったときのご主人の様子や、ご主人から送り主へのメッセージを書いてくださいね。
Comment
1. | 投稿者: かめまる
2008年07月30日

 お中元などいただくと正直気が重かったです。お返しをどうするかと考えたりお礼状も面倒だとおもったり。「お中元をいただくのは光栄なこと・・・」に目から鱗が落ちました。わざわざ自分のために労力と財力を費消していただいた好意を持っていただいている方にもっと素直に反応すればいいのだと気がつきました。まずは、お礼状。きどらずに素直にお礼の気持ちをしたためてと。それから相手の方に敬意をこめてお返しをと。

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