暮らしに装いを エレガントマナー
マナーコーディネーター 住友淑恵
1977年生まれ港区在住。有限会社セレブスタイル(マナー教室)を設立。現在サロンでのレッスンや企業研修、講演、トークショー、TV雑誌メディアへの出演も多数。 ◆このブログでは、毎日をもっと豊かにするための、簡単で楽しいマナーのノウハウをご紹介します。
引越しのマナー〜お世話になった方へ“感謝”を伝える〜
2008年08月18日
離れる方とのご縁も大切に
みなさま、こんにちは。住友淑恵です。

“立秋とは名のみで残暑きびしく”という季節の挨拶がありますが、今がまさにその頃ですよね。これからの時期、秋にかけて転勤などの関係もあるのでしょうか、春先についで引越しが多いのだそうです。

引越しは大仕事ですね。いろいろな届出や手続き、片付けや荷造りなどに追われ、あっという間に引越しの日が来てしまった!という経験がある方も少なくないと思います。しかし、そうした忙しさの中でも、忘れてはいけないことがあります。それは、ご近所への挨拶。長く住んでいたのならもちろんのこと、例え数ヶ月であったとしても、ご近所への挨拶はきちんとしたいものです。

最近では、こうした挨拶をしない方が徐々に増えてきていると聞きます。「とくにお世話になったわけでもないし」とか、「もう会うこともないから」という考えは、とても寂しいですね。“出逢った”ということは、相手との“ご縁”が生まれたということ。その方から離れたとしても、ご縁が消えてなくなるわけではありません。

そして、そのご縁を素敵なものにするために、マナーがあります。今回は、引越すときの挨拶のマナーを中心に、お話をしようと思います。
マナー語録
ご縁のあるところに、マナーあり
大切にしたい「向こう三軒両隣」の精神
「向こう三軒両隣」という言葉。“普段から親しく付き合う近所の方々”という意味で使いますが、自分の家から見て真正面のお宅とその両隣、そして自分の家の両隣という、5軒を指すこともあります。

これは昔の “5人組”の単位でもありました。この5軒のお宅は、社会の中の最小コミュニティとして強い連帯意識をもって暮らしていたんですね。そして、そうした制度がなくなっても、「向こう三軒両隣」の精神は残り、ご近所同士が声を掛け合い助け合って、暮らしを守ってきたんだと思います。

さて、引越しの挨拶ですが、やはりこの「向こう三軒両隣」には必ず伺いましょう。5軒ではありませんが、マンションなどの集合住宅の場合は、自分の家の両隣、それから下と上のお宅になります。そして、管理人さんへも挨拶を忘れずに。

たとえ深いお付き合いがなかったとしても、最初にお話したとおり、生まれた“ご縁”を大切にしてください。「あまり、お話する機会がありませんでしたが」と、一言添えると、相手にもスムーズに気持ちが伝わると思います。

挨拶に伺う際は、気持ちを添える品物を持って行きましょう。品物は、500円〜1,000円くらいで、お菓子などの“消えもの”がベストです。もちろん、その他にお世話になったご近所の方がいらっしゃったら、そちらへも挨拶を。

心づけは、気持ちを込めて
引越しは、業者の方へ頼むという方も多いのではないでしょうか。割れ物を丁寧に梱包してくれたり、重い家具を、汗をかきながらも手際よく運んでくれたりと、プロの方にお願いすると安心して引越しができますね。

日本には、昔から感謝の気持ちを表す“心づけ”というものがあります。これは、外国でいうところのチップといったところでしょうか。こうしたものは、“あげなくてはいけない形式的なもの”というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、心づけは“感謝の気持ち”をカタチにしたもの。「一生懸命にしてくださったので、無事に終われました」という気持ちを込めて、笑顔を添えて渡しましょう。

業者の方に対しての心づけは、人数にもよりますが1,000円〜2,000円くらいがいいと思います。表書きを「御礼」として、小さめの祝儀袋やぽち袋に入れて渡してください。

最後に、忘れがちなマナーとしてひとつだけ。今まで住んでいた「家」に対してのマナーです。これは、以前ご紹介した「マナーとは?〜まずは自分自身へのマナーから〜」でもお話しましたが、物に対してのマナーも大切です。引越すときは、これまで無事に暮らせたことを感謝して、すみずみまで心込めて掃除を。そして、いよいよ離れるという日に、最後にもう一度家を眺めてください。今まで住んでいた家に対しても、自然と感謝の気持ちがわいてくると思います。

さて、次回は引越し先での挨拶についてご紹介しよう思っています。新しい出逢いを素晴らしいものにするためのお話です。どうぞ、お楽しみに!
みんすまスタッフが聞く!こんな時のマナーって?
Q:
業者との契約の際、心づけは渡さないでほしいと言われました。でも、作業に来ていただいた方がとても親切で。やはり渡してはいけないのでしょうか?
A:
引越し業者も大手が増えて、そのように言われることがあるようですね。でも、目の前でがんばってくれている姿を見たら、渡したくなるのも人情。そんなときは、引越し代金ではなく、感謝の気持ちを伝えるものとして、「これで飲み物でも買ってくださいね」と一言添えて渡しましょう。
Comment
この記事へコメントをする
■メールアドレス (※半角英数字で入力してください。)
 ※サイト上には公開されません。
■ニックネーム (※全角で10文字以内で入力してください。)
 ※サイト上に掲載されます。
■次回のコメント投稿時にメールアドレスとニックネームを自動で表示しますか?
表示する
■コメント
■暮らしに装いを「エレガントマナー」投稿規約 (※必ずお読みください。)
下記の規約を承諾いただける場合のみ投稿いただけます。
TrackBack URL:http://blog.37sumai.com/cgi-bin/MT/mt-tb.cgi/1706
calendar
back number
category
search
「エレガントマナー」ブログ内検索
comment
track back
special
vol.045
キレイな住まいで、気持ちのいい年明けを
blog links
links
三井の住まい 31sumai.com
Mitsuifudosan Residential story
楽しい暮らしの研究所 イエラボ
三井の住まい総合検索
三井不動産レジデンシャル