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2005年05月10日  花と緑との暮らし
「みずみずしさ」というインテリア要素
私はここ2年以上、明治から昭和初期に建てられた洋館をたくさん見てまわっています。いずれ劣らぬ豪邸ですが、主のいない館というものは寂しいもの。家具が一切失われた家など、室内の空気がカチンと硬く、「時間が止まっている」という印象です。

古い館の魅力を引き立たせたく思い、私はときにちょっとしたコーディネートをすることがあります。「こんにちは」でご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、インテリア用品を配して暮らしのシーンを再現するのです。そのとき欠かせないのが花と緑。緑のみずみずしさを添えたとたん、主のいない洋館の止まっていた時計が動き出すような気がいたします。

実は私も、週日は東京のマンション、週末は群馬の古い家で二重生活をしているので、どちらかが3〜4日の間「主のいない家」になってしまいます。その留守を守り、殺伐たる空気になるのを防いでくれているのが、あちこちに配した鉢植えのグリーンです。食卓やサイドボードの上には、そのときどきの庭の花を切ったり、お花屋さんで買ったりして、いつもたっぷりの花と緑を室内に置いておくようにしています。
花の扱いでも、「花を飾る」というのとは違い、気持ちの上では「みずみずしさを添える」という感じでしょうか。みずみずしいものという意味では、私の中で花と同格なのが「果物」と「野菜」です。お気づきでしょうか。私のインテリアでは、じつにしばしば果物や野菜が登場します。とくに好きなのはブドウ、洋梨、ザクロ…愛らしい形の果物は、インテリアの名脇役です。

横長の写真は、群馬の家のダイニングで映したものですが、食卓の周りには大きな鉢植えの緑を配してこの空間の緑の骨格をなしています。つる性の植物は旺盛な生命力で梁にまで伸びて自然な風情をかもし出しています。食卓には白の百合とバラ、そして麦の穂を飾りました。白と緑の控えめな色調ですが、ここでは主役級の花としてシルバーの器にいけ、豪華さを演出しました。おなじ花をガラスの器に入れれば茎のラインを楽しめますし、篭にいければ素朴な風情になります。器選びも楽しいものです。
この記事へのコメント一覧:

ツァイさんのグリーンの飾り方、お花や果物のあしらい方は、いつも本当に素敵だと思ってました。お花を飾るというより、その空間全体が、絵のように演出されているかんじですよね。私もインテリアに目覚めて以来(高校生のころぐらいから)お部屋にグリーンを欠かしたことがないです。最近知ったのですが、お部屋にグリーンや切花があると、人間の脳も活性化するのだそうです♪


Posted by DEKO at 2005年05月10日 21:09

確かに部屋の中にグリーンがあると部屋の空気がやわらぎますね。私も花だけでなく、果物や野菜を置くのに挑戦したいです。ツァイさんのようにお部屋の雰囲気をやわらげるだけでなく上品な空気感を出せるように・・・むずかしそうですけどがんばってみよう!と思います。


Posted by フルール at 2005年05月11日 17:05

群馬のおうちのダイニングに、すがすがしい空気が流れている様に感じます。テーブルのコーディネートも素敵です。無駄なものが置かれていなくて、美しい。収納のコツもお教え頂きたいと思いました。
我が家は、雰囲気づくりにランプを置いているのですが、海苔の缶や薬、サプリメント、チョコレートなどいつのまにかテーブルの端っこに鎮座しています。
それぞれのものが、いきいきと見えるような配置に気を配りたいです。


Posted by キャシー at 2005年05月12日 15:34

人の住んでいない家にお花と果物を置くと生き返るという話、良くわかります。それに倣って我が家でも是非そうして、殺伐とした空気(?)を和らげようと思います。ツァイさんのインテリアにはそうした“愛”がありますね。これからも、素晴らしいアドバイスをお願いいたします。


Posted by しーずーの桃ちゃん at 2005年05月12日 17:39

こんにちは。ツァイ・ヨシコです。
おだやかなこの季節は、お部屋の模様替えのチャンスです。今のうちに室内をスッキリさせると、蒸し暑くなるこれからの季節を気持ちよく過ごせますよ。

>DEKOさま
いつもコメントをお寄せくださり、本当にありがとうございます。DEKOさんもグリーンやお花が大好きなご様子、私もグリーンやお花がないと、どこかに大切なものを忘れているようで落ちつきませんし元気が出ません。脳も活性化するとのこと、お互いますますグリーン大好き人間になりますね。
またワンちゃん可のホテルが日本でも上質なものができること、願っています。DEKOさんのワンちゃん達にオヨロシクね。

>フルールさま
ずっと以前から私達は玄関や床の間やテーブルの上に花々を飾り生活を楽しんできました。たった一輪のお花でも室内をいきいきとさせ、心をなごませてくれます。お花の代わりに季節の果物をコンポートや篭に入れて置いたり、キッチンのカウンターの上にピーマン、ニンニク、玉ねぎなどを盛っておいてもよい雰囲気が出てきます。決して難しいことではありませんよ。

>キャシーさま
海苔の缶、お薬、チョコレート、etc. テーブル上においておけば便利この上なしですよね。だから鎮座してしまうのですが、テーブル上の美的感覚から言えば、それらの品々はキャビネットの上や戸棚の中などに収納して使うとき取り出しまた元に戻す…という手間を欠ける以外スッキリ感は出ませんが…。ただモデルルームに住んでいるわけではないので、その辺をどこで妥協するかがポイントみたいです。


Posted by ツァイ・ヨシコ at 2005年05月14日 10:36

いつも素敵なインテリアの紹介でとても参考になっています。
私もトマトを完熟にさせるために、かごに盛って置いているのですが、赤がポイントになって部屋が明るくなる気がします。
次は手入れが簡単という竹を飾ってみようと思っています。


Posted by りんご at 2005年05月16日 21:32

こんにちは、ツァイ・ヨシコです。
陽射しが強くなってきましたが、肌に触れる風は爽やかで良い季節になりました。皆さまお元気ですか。


>しーずーの桃ちゃんさま
桃ちゃんは4月にも写真を誉めてくださるコメントをお寄せくださいましたね。
暮らしの中で花や果物や植物などを見ることは、とても気分が安らぐことですし、やさしい気持ちになりますね。


>りんごさま
トマトが完熟して真っ赤になってお部屋に明るい雰囲気を作り出しているとのこと、こちらまでその情景が伝わってきました。いいですね。
竹は水に入れて葉が出てくる小さい竹のことですか。私も10本育てています。またかんのん竹、しゅろ竹の類も丈夫で、お手入れも超簡単で助かっています。


Posted by ツァイ・ヨシコ at 2005年05月20日 16:23

とっても素敵なお部屋ですね。
私も真似してやって見ます。
ありがとうございます。


Posted by 八頭 at 2005年05月20日 17:07

最後の写真は、4月のカーメルの記事に出てきたカストロビルの名産のアーティーチョークと、ホワイトアスパラですよね。アーティーチョークって八百屋さんで売ってますが、花なんですよね。ツァイ先生のお宅で飾ってもらえると、花としてとっても嬉しいのではないかしら。20年くらい前は私の住んでいる地方ではめったに食べられない輸入野菜でしたが、最近は日本でも栽培しているようで、ときどき口にすることが出来ます。お豆みたいな味が大好きで、メニューにあれば必ず食べるんですよ。まだフレッシュなアーティーチョークは手に入らないけど、パプリカとかズッキーニみたいな普通のお野菜でも、きっと飾ったらいい感じになりそうですね。


Posted by 陸奥B子 at 2005年09月07日 23:01
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