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2005年05月30日  花と緑との暮らし
フェイク・プラントを生かして使う
今回の写真の舞台は、群馬にある築120年の日本家屋です。お客様がお泊まりになるときのゲストハウスですので、あまり頻繁には使わず、鉢を置いても水やりができません。しかし私としては、やはり植物の気配が欲しい。そんなジレンマを救ってくれるのが、疑似植物のフェイク・プラントです。

以前と比べると、フェイク・プラントは質、種類ともに格段の進歩を遂げました。花(アートフラワー)などは、散りかけの風情のものが混ざっていたり、葉に虫くいの跡があったり、大変リアルにできていて、まず見分けがつきません。
とくに私が重宝に思うのは、鉢植えタイプのさまざまな種類のものが出回り始めたことです。この座敷で使っているのは、竹の鉢。写真で見るように大変自然な雰囲気にできていますが、葉はプラスティック製です。本物の鉢と違って、軽量でどこにでも自由に動かせるのもうれしいポイント。汚れにも強く、私の家では外のテラスにも置いています。

和空間と花というと、どうしても床の間のような定位置を考えがちですが、もう少し自由に考えたいですね。座敷の写真の奧にあるように花台を使って好きな位置に置いたり、玄関空間に個性的なフォルムの植物を置いたり。ここでお見せするハスの葉のオブジェは、我が家の玄関の衝立前に置いてあるもので、色とりどりの苔に水滴(これもフェイク)の付いたハスの葉をさしたものです。苔もハスもフェイクだからこそ、こんな取り合わせができ、日本家屋にふさわしいしっとりとした風情がかもしだされました。

室内の緑と花のボリュームアップに、取り扱いの便利なフェイク・プラントは、ぜひお取り入れてみたい必須アイテムです。購入されるときは、少々高くても、風情のある高級品をお勧めします。そして、生の鉢植えや花と取り合わせて使うと、フェイク・プラントはさらに魅力を増すことも、覚えて置いていただきたいと思います。
この記事へのコメント一覧:

フェイク・プラントと言う言葉をはじめて知りました。造花と言うより、より芸術的ですね。インテリアに柔軟に取り入れてしまう、ツァイさんの眼目に感心いたします。特に、3枚目の写真の鳥かご、コーヒーカップ、瓶の薔薇、敷いてある着物のような布に注目いたしました。そこにはなにやら、長い時とそれにまつわる物語があるような、そんな気がいたします。


Posted by しーずーの桃ちゃん at 2005年05月30日 16:38

ごきげんよう!フェイク・プラント(香港フラワー?)、私も質の高い物を探しておりました。しかし同じメーカーの物でないと、私のセンスでは上手くいきません。リビングに置かれている飾り物も、転勤先で購入したものなど、バランスがとれず、想いでの空間、時間の奥行を演出したいのですが、寂しく置いてあるだけです。数年後のリフォームを夢見て、憧れのマダムツァイさまのホームページにおじゃまさせていただくのが楽しみです。いつも新しい発見を気付かせて下さり、ありがとうございます。


Posted by マツ at 2005年06月02日 20:39

今回のフェイク・プラントのお話、大変おもしろく読みました。ツァイ様の自由な発想に感心致しました。見せて頂いた室内の美しさ! 制約のある生花では、出せない美しさですね。私も、お勧めに従って風情のある高級品を探してみたいと思いました。出来ましたらツァイ様がお求めになるお店を教えて下さい。
また前回に登場した水仙の鉢もフェイク・プラントのようにお見受けしましたが、いかがですか。他に写真の中でフェイク・プラントがありましたら、教えて下さい。使い方の参考にさせて頂きます。色々欲張ったお願いですみません。


Posted by はなひめ at 2005年06月03日 21:39

こんにちは、ツァイ・ヨシコです。初夏の風が心地よい毎日です。
つい2日前、買い物からの帰り道、大きな桑の木の脇を通りましたら、桑の実がすっかり熟してびっしり実っているのです。思わず、わあ、なつかしい!と2つ3つ口に入れました。まあ、おいしいこと。私の子どもの頃のお楽しみでしたから。♪♪サクランボの実る頃♪♪という歌がありますが、そのメロディで♪♪桑の実の実る頃♪♪とハミングしながらお家に帰りました。


>マツさま
室内の植物や置き物の飾り方も案外むずかしいものです。お花ひとつ取り上げても、色や雰囲気がこの空間に本当にマッチしているのかしら?置き物の位置もここでいいのかな?など。
最初からぴったり合点することはめったにありません。あそこの方がいいのか、この辺が似合いそう……などとあれこれ目で確かめながら、納得のいく方向を探します。ちょっと面倒ですけれど、時間をかけただけの効果も出てきます。


>はなひめさま
いつも熱心にご覧くださり、本当にありがとうございます。
フェイク・プラントも上質なものを上手に取り入れると、生花・生木とはまた違った雰囲気が楽しめます。またお手入れも、お水でシャワシャワとシャワーしたり、濡れた布で拭いてあげればホコリもすっかりとれます。
今回の写真に写っているものは六本木ヒルズ2階にある「AGITO」というインテリア用品を扱っているお店で求めました。また大きな生花店やホテルの花店内でも、フェイク・プラント、フェイク・フラワーを扱っていることが多いですからご覧になってください。ご慧眼の通り、前回登場の水仙もフェイクです。鉢植えの形ですが、土がないので清潔で扱いが楽です。


Posted by ツァイ・ヨシコ at 2005年06月07日 17:30

わあ、お返事!! うれしく読みました。また、お店を教えていただいてありがとうございました。さっそく行ってみますね。楽しみです。
ツァイ様の影響で、我が家は少しずつ変わりつつあります。1カ所を変えると連鎖反応のように次々と変えたくなりますね。リビングにツァイ様宅のような間仕切りを入れたことが、大きなきっかけになりました。
これからもインテリアの極意をいろいろ教えてください。


Posted by はなひめ at 2005年06月16日 14:47

昔花束を贈ったら「ありがとう。造花みたいに綺麗だわ」と言われ、キョトンとしたことがありましたが、ツァイ・ヨシコ様のフェイク・フラワーは、写真で見る限り生花と遜色ない出来栄えのものですね。ホテルの花店なんて胡蝶蘭を見てあら綺麗なんて言うくらいで通りすぎていましたが、これからはゆっくり見てみます。


Posted by 陸奥B子 at 2005年08月24日 21:32
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