
トリニテイホールの私の宿舎の窓からの眺め。14世紀から増築は一切されていない古い庭と建物群が見渡せます。
このたび、夫の学会のお供で英国にしばらく滞在しました。この旅のレポートを3回に分けてご紹介します。第1回目はケンブリッジ編です。ケンブリッジはロンドンから電車で西北に1時間足らずの距離に位置する、イギリスが誇る世界最古級の大学を有する町です。
ケンブリッジ大学(外部サイトへ)は13世紀初めごろその原型が整えられた由緒ある大学で、カム川(Cum)に沿って点在する31のカレッジにより構成されます。カレッジとは、英国独特の寝食を共にする教育制度「学寮」のことで、学生のいない夏休みは、宿泊することができます。私たちが泊まったのは、夫の会議の行われた
トリニティーホール(外部サイトへ)というカレッジで、ケンブリッジのなかでも3番目に古いカレッジです。


カム川での舟遊びパンティング。私たちも挑戦しましたがなかなか前に進みません。後ろに見えるのはクレアカレッジ。
食事はこのカレッジの食堂で毎日3食いただきました。正装で出席したバンケットの折は、テーブルマスターと呼ばれる人が出てきて、ラテン語でなにやらおまじない(祈りの言葉?)を唱えた後、出席者はようやく着席できます。往々にしてイギリスにはこのような古い儀式が脈々と受け継がれています。
ケンブリッジを特に美しく見せるのは、古い建物の中を静かに流れるカム川と、川岸から緑陰を落とす柳です。この河にパント(Punt)と呼ばれる平底の小船を浮かべ舟遊びをするのが伝統です。パンティングと呼ばれる舟遊びは、3メートルほどの長竿を使って舟を進めます。会議の合間に幾度か夫がパンティングに挑戦しましたが、なかなか思うようにまっすぐ進みません。地元ケンブリッジの教授にコツを教わり、やっとデタラメな進行から脱出できました。

カム川沿いのホテル、
ガーデンハウス・モートハウス(外部サイトへ)のテラスで昼食を取っていると、川からコクチョウがエレガントに泳いできてびっくりです。

ケンブリッジの町なかでアンブローズという素敵なアートショップに出会い、そこで写真の陶製造形物を2つ求めました。大きさは30cmぐらいのものです。

ケンブリッジ郊外のパブで記念写真。英国独特のハンギングフラワーと茅葺の屋根がとてもマッチしています。
夕食後はよく街中のイーグルス(Eagles)というパブに行きました。イギリスは独特のパブ文化が発達して、老若男女絶えずたむろします。イーグルスは第二次世界大戦中、近隣に駐留していた米空軍のパイロットたちがよく飲みに集まったパブで、前線に出陣する前に天井いっぱいに今も残るおびただしいサインを書き残したことで有名です。またDNAの発見でノーベル賞を受賞したワトソンとクリック博士がよく通ったことでも有名です。私は名物のフィッシュ&チップとエールをいただきました。
イギリスの旅の楽しさが、すてきなお写真で伝わってきました♪
特に、“コクチョウ”の珍しさ!と、ツァイさんのアガサ風のお帽子がとてもマッチしていました。それから、パブの外観の植木や看板などに、“イギリスらしさ”と旅情が湧き出ていました。
私は、“ケンブリッジ”と言うと、なぜか<不思議の国のアリス>のモデルと作者を連想します。彼らが生きた時代の息吹も、ちゃんと残っているようですね。
次回が楽しみになりました。
Posted by しーずーの桃ちゃん at 2005年09月12日 16:15