安倍政権初めての「骨太」戦略が閣議決定されて2週間。人口減でも成長する!とのビジョンでした。その方針の中で福田康夫さんが座長を務める住宅土地調査会が「200年住宅」というビジョンを提示してます。
「200年」という言葉はメッセージの象徴らしいですが、簡単に言うと、日本の住宅ストックを価値あるものに進化させる政策ですね。
(1) 構造躯体と、インフィルの分離。
(2) 建設時の耐震・耐久・可変の確保
(3) 長期利用前提の省エネ・バリアフリー
(4) 流通市場で取引されやすい普遍的プランへの優遇
(5) メンテナンス
(6) 災害に強い基盤などなど・・・。
あったりまえじゃんという感想と、当たり前じゃなかったのね・・という現状のGAPを再認識しました。
もともと、日本は高温多湿の環境の中で、可変性と耐久性を両立させる「住まい」を進化させてきたと言われています。「家」という文字は、昔昔は、とても大切な財産の家畜の「豚」を守るという意味で「冠」をつけて、「家」になったらしい。日本が、可変性と耐久性を両立する素材として選んだのは「木」。その思想には、共存していくという「日本」固有の発想があるのでしょう。仏教も、キリスト教も、神道もなんでもOKなのが日本人ですから。なんといっても八百万(やおよろず)の神様がいるという発想は、まさにユビキタス。いつでもどこでも神様がいるんだよ!という発想。
それに対して、ヨーロッパは、「対決」構造ですよね。「自然や災害に勝つために」という発想になっている。だから素材は「石」がベース。「石」がベースだからこその発想かもしれません。キリストやイスラムなどの一神教の発想も構造は「対立」ですよね。
「信じよ。さすれば救われる」は、「信じないと救われないよ」ということ。共存がベースの日本人には根本的には強烈な発想ですね。
ところで、日本人の生活のルーツを、江戸あたりから体験できるところがあります。ぜひ行ってみてください。
それは、
江戸東京博物館(外部サイトへ)。
ご家族、カップルでも十分すぎるほど楽しめます。常設展示はものすごい広いスペースに、1/2に再現された「日本橋」をわたるところから始まります。江戸、明治、大正、昭和と、庶民の生活、大名の目線、住まいの歴史と、様々な観点で、歴史を辿れます。最高です。武家屋敷1/100の模型とか、長屋再現とか、コンテンツの充実ぶりには目を見張るものがあります。ぜひ足を運ばれたし!