こんにちは。マーキュリーです。
最近、日本語に関する、素敵な本に出会うことができました。金谷武洋さんという方の「日本語文法の謎を解く」(ちくま新書)という本です。
サブタイトルに、「ある」日本語と「する」英語、とあり、日本語と英語(ヨーロッパ圏言語も含む)の決定的な違いを、思想・文化・日常の会話から劇的に説明してくれます。これほどわかりやすく、説明力の高い、日本語文法論に出会ったのは、はじめて。小学校高学年の子供たちにも理解できると思います。
ちょっとだけネタバレすると、日本語文法の歴史において、有名な論争があったみたいなんです。ひとつは、「ゾウの鼻論争」。これは、「ゾウは、鼻が、長い」という構文における、「主語」はどれか?という大論争。もうひとつは、「ウナギ論争」。これは、たとえば、みんなで昼食に出かけるときに、「僕はウナギだ。」という言葉、もしくは「あたしは、うどんだな。」というよくある会話がありますよね。このときの、「僕は」「私は」は果たして、主語なんでしょうか?何なんでしょうか?という論争。直接英訳すると・・「I am a noodle」(わたしはうどん)になるんですけど・・・????
おそらく正しくは、「I wanna eat a noddle today」なんだろうけど、「俺、うどん!」で通じる日本語とは一体なんなんでしょう?ということです。
山や河川や都市や州や飛行場や電車の駅などに、ガンガン人名をつける欧米の人たちの精神構造を、日本に例えると、「えー明日から、成田空港を、田中角栄空港にしまッセー!」ということが普通に行われているということ。日本人は、「そんなバカな・・!」とう感覚がまだ強いですよね。一体その違いは何か?
改めて、「なるほどーーー」と感心するエピソードにあふれているとてもいい本です。ぜひお試しあれ。