創り手の目線から 三井の住まいづくりのこだわりブログ。コメントお待ちしています。 「みんすまアンケート」 都心で一人暮らしをするとしたら
折上天井が一層の広がりを感じさせるリビングダイニング。[B100FW 1L-a]タイプ
間取りとは、“間”の取り方です。
【語り】三井不動産レジデンシャル株式会社 担当:工藤氏
“十人十色”という言葉があるように、人の好みや生きかたは実にさまざま。そんな人々が寄り添って創り上げる家族の姿も、きっと千差万別です。それなら、その暮らしを営む住まいも、一つひとつ違うのが本当ではないか──そんな発想から生まれたのが、〈パークシティ豊洲〉の住戸プランです。60m² 台から200m² 台まで、400通りを超える多彩な間取り。しかも、その一つひとつに、豊かなオリジナリティが盛り込まれています。従来のオプションプランやメニューシステムを超える発想は、なぜ生まれたのか。そのこだわりは、どういう経緯で具体化されていったのか。開発担当者が語ります。
とにかく、402タイプというプラン数に驚かされました。
工藤 氏
従来のマンションでは、数タイプ〜十数タイプの基本プランを上から下まで積み上げ、あとはプランごとに微調整して各間取りを創ります。しかし、〈パークシティ豊洲〉の場合、建物の躯体(Skeleton スケルトン)と内装(Infill インフィル)を別々に設計する、スケルトン・インフィル(SI方式)がベース。このため、基本となるフレーム数だけで、158種類を生み出すことができました。さらに、二重床・二重天井や住戸外パイプスペースを採用したため、同じフレームでもサッシの位置や形状、玄関ドアの位置、水廻り部分の配置まで異なるバリエーションが可能になりました。こうして生まれたのが、A・B・C3棟で402通りというプランバリエーションです。

お気付きかもしれませんが、このシステムでは、同じ基本フレームに複数の異なる間取りが用意されています。たとえば、タワーBのB80HWという基本フレームの場合、2LDK〜3LDKの7タイプが選択可能。同じ平面プランの間仕切りを変えて2LDKや3LDKにするのではなく、“このフレームで理想的な2LDKとは、理想的な3LDKとは何か”という発想で、一つひとつゼロから創り込んだプランばかりです。

また、海に面した立地、高層タワーという特性、A棟約9m・B棟約12mという特大の間口(フロンテージ)がもたらす豊かな眺望といった、〈パークシティ豊洲〉ならではの特性も最大限に生かしています。海をのぞむビューバスタイプや広いリビング・居室を持つタイプ、和室付きタイプなど、一つひとつのプランごとに、新しいライフスタイルの提案が盛り込まれているのも、今回のプランの特徴です。
なぜこんなに多くの間取りが必要だったのですか?
工藤 氏
ひと言でいえば、多様化する現代の生活スタイルに、きめ細かくフィットする住まいを求めた結果です。

たとえば、“2人家族”という言葉に、どんな家族をイメージされますか?昔なら多分、若い新婚夫婦か、子育てを終えたシニア夫婦を想像すれば、それで十分でした。でも今は、同じ若いカップルでも、子供と楽しく暮らすことを願うご家族もあれば、2人の生活を充実させたいというDINKSのカップルもいる。母子家庭や父子家庭の方も珍しくありません。当然、暮らしの価値観や想い描く生活像も家族ごとに違っています。だとすれば、それに応じて住まいの形も変わるのが、当然だといえます。

実際の設計にあたっては、年代や家族構成ごとの詳細なイメージターゲットを設定して、プランニングに反映していきました。そのプロセスで役立ったのが、同エリアの過去の販売担当者へのヒアリング、入居者アンケートの読み込みやグループインタビューといった、“お客さまの声”の集積ですね。将来子供を、と考えるカップルには、3LDKに変更できる2LDKが好評とか、赤ちゃんのいるご家庭では和室ニーズが意外に高いとか、実際にうかがってみて、初めて知ったことも多々ありました。生活者の声という、住まいづくりの原点の大切さを痛感しました。
海を見晴らす眺望を生かしたビューバスプラン。[B100FW 1L-a]タイプ


シックな大人のための空間をイメージしたリビングダイニング。[A70GS 2L-d]タイプ
マンションにとって、間取りとは何だと考えていますか?
工藤 氏
一人ひとりの暮らしに必要とされる“間”の取りかたを考えること、というのが私の意見です。それぞれのご家族に、どれだけ柔軟で多様な“間の取りかた”を提案できるか。その問題意識を共有できたから、これだけのプランを実現できたと思います。

実際の分譲受付でも、402プランのほぼすべてにお申し込みをいただけました。合格ラインは300プラン程度かな、と最初は考えていたので、これはうれしかった。間取りづくりを単なる間仕切りの問題で済まさなかったから、こういう評価をいただくことができたのではないか、と思っています。

あと、個人的に印象に残っているのは、プランを選んでいるうちに、将来の話に発展しているご家族がたくさんおられたこと。子供はどうしようかとか、仕事は二人とも続けるのかとか。間取りを選んでいただくことは、そのまま家族の将来につながっているんだ、という、ずっしりした感覚が残りました。

“お客さまの声”に近づく私たちの努力は、これからも続きます。一人ひとりの生活スタイルや価値観をきちんと見つめ、考え、それを建物や間取りや設備に生かす。そして、多くの人々に満足していただく。決して終わることのない道程ですが、それを歩き続けることこそ、“すまいとくらしの未来へ”というテーマを掲げる私たちの仕事であり、喜びでもあると思うのです。
間取りを考えることは、単に間仕切りを変えることとは違う。都心のウォーターフロントに、新しい風景と暮らしを生み出した〈パークシティ豊洲〉ですが、その高い評価の秘密は、住む人の暮らしに寄り添うプランニングのきめ細かさにあったのかもしれません。
十年、二十年後、この多彩な402プランから、どんな家族の語らい、コミュニティのうるおいが生まれてくるのか、楽しみですね。
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コメント 一覧

折上天井がすごくいいと思います。マンションはどうしても天井が低くなりがちなので、少しでも天井の圧迫感が軽減されるのではないでしょうか。 寝室にもあるといいですね。


投稿者: くらちゃん (2008年6月18日)

すごい数のプランだなあと思ったと同時に、それだけ多くのニーズにこたえられるってすごいなあと思いました。人それぞれ、自分の家はこうありたいという思いがあるので、もしかしたら402タイプでも足らないかもしれませんね。でもこれだけのプランがあると、あとは少しの応用で住む人の願いがかなえられそうなのでとてもいいと思いました。ぜひほかのところでもやっていただきたいです。


投稿者: ぱぴ0618 (2008年8月 5日)
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