超高層では世界初の免震マンション
このプロジェクトが話題となったのは、23区で初めての『パークシティ』であることに加え、世界初の超高層免震タワーマンションとして計画されたことも大きな要因でした。
地震への不安といえば怪我や人の命に関わることのないようにと考えることは当然ですが、阪神・淡路大震災での家屋の倒壊などを目の当たりにし、時間をかけて築きあげてきた”財産”、つまりは“住まい”も守りたいという考え方がより強くなっています。
そこで「パークシティ杉並」では、全4棟に免震構造を採用し、特に超高層棟は、免震構造を備えた建物では世界最高の高さ(当時)、約93.1mを誇る、世界初の免震タワーマンションとして内外の高い評価と注目を集めることとなりました。
それは、地震のチカラをできるだけ建物に伝えないために、土地から建物を切り離し、新しく開発された高強度の積層ゴム「HSR」の技術を採用することにより実現しています。

高強度積層ゴム「HSR」。直径は110cm〜150cm
この免震構造の技術により、たとえば震度6強の地震の場合、建物に加わる振動は、理論上ではおよそ2分の1から3分の1に抑えることが可能になります。家具や調度品などの転倒や破損が発生しにくくなるとともに、地震による各階へのチカラが同じレベルに抑えられるため高層住宅で発生する「上階になるほど揺れが大きくなる」という現象も低減します。以降、それまであまり一般的ではなかった「免震構造」という言葉もその安心・安全性が認知され、後の集合住宅でも免震構造を採用するプロジェクトが続々計画されました。
「パークシティ」だからこそ更なる備えを。
約60%の空地率を活かし、敷地内の庭園や散策道などを設けた住環境の良さは大規模開発のメリットといえますが、これらの空間は居住者以外も避難できる防災準拠点としての機能も備えています。
さらには、防災広場や備蓄倉庫を設置し、約1500人分の非常用食材、飲料水、簡易トイレが用意され、タワー棟の屋上にはヘリコプターのホバリング・スペースも確保。 “もしも”のときに備えたさまざまな対策をいくつも採用しました。
23区内の超高層住宅ということもあり、「防災・安全性」をテーマにした環境づくりを行いましたが、広大な敷地のスケールメリットを十分に活かし、『「総合的にひとつの街として開発する」という発想』があったからこそ実現できたといえます。“憩い”と“安心・安全”の両方をカバーした物件のお手本となるプロジェクトかもしれません。

23区内でありながら窓の外には伸びやかな景色が広がっていることもまた魅力のひとつ
都心部の大規模マンションは近年増加の一途をたどっています。しかし多くの人々を魅了するためには、都心にありながら緑が多く落ち着いた環境があり、周辺との調和を保ちつつ、安心・安全を兼ね備えたひとつの「街」として、先進の技術だけに頼ることなく充実したランドスケープなどの環境創造も欠かせないものだったといえるでしょう。
21世紀最後の年となった2000年。16年ぶりの新札として二千円札が登場、新額面紙幣は42年ぶりということもあり大きな話題に。しかし、自動販売機・券売機・銀行のATM等の対応が遅れ、なかなか普及しませんでした。2004年、千円札、五千円札、一万円札はリニューアルしましたが、今なお二千円札のほうがめずらしい存在かもしれません。
田舎暮らしの私には到底想像もつかない世界の生活だけど、都会ならではの交通や立地条件の中で、全ての機能を持つというのは、とても魅力的なものです。マンションでも田舎のようないい近所付き合いも望めそうだし。そして、今一番恐れられ、望まれている安全面・・・それだけの耐震性などを備えていれば、お年寄りにも安心で優しいですよね。
投稿者: 2人のまっちゃん (2005年9月22日)