安心したい。でも、自由もほしいを叶える
超高層住宅だけには限りませんが、築年数の経った住宅は、部屋の中に柱や梁が目立つ場合が多いことはみなさまもご存知でしょう。強固な建物ゆえに、技術の粋を集めても構造的な安定に必要だったこれらの柱や梁は、間取りの配置や開放感に限度が生じ、部屋に配置する家具に制限が生まれるといったデメリットがあることも事実でした。
“構造に左右されない自由な居室空間づくりを――”。
デベロッパー、建設会社、そしてお客さまにとっての長年の課題に応えた技術が、鹿島建設によって開発された『スーパーRCフレーム構法』でした。
そしてその技術を採用した初の超高層マンションが、2001年に完成した三井不動産の「芝パーク・タワー」です。
翌年、デザイン性の高さはもちろんのこと、その商品の総合的な質が審査対象となる
「グッドデザイン賞」を受賞(「三井の住まい」のサイトへ)。
空間の可変性や、構造、周辺環境への調和などに対し高い評価を得ました。

スーパーRCフレーム構法概念図
自由自在に、夢のあるプランを
これまでに超高層マンションの多くに採用されていたラーメン構造は、たくさんの枠組み、つまり居室内に設ける柱や梁を構造体とする構法でした。
一方、『スーパーRCフレーム構法』を簡単に説明すると「居室内に柱と梁が全く無い構法」といえるでしょう。では柱や梁ではなくて、何で建物を支えているのでしょうか?
この構法は、建物中央を太い背骨のように貫く「スーパーウォール」、最上階に頑丈な冠のような大型梁「スーパービーム」、そして外周部の「コネクティング柱」の3つの大きな要素に構造躯体が集約されています。建物中央部にしか構造体がないため、居室には柱も梁もない、スケルトンといえるようなフロアの空間が出現(右の写真にある駐車場のようにフラットな空間が躯体施工中の様子です)。縦・横ともに自由な室内設計が可能になりました。1住戸の大きさも、住戸内の居室のレイアウトも、そして天井高も構造躯体という縛りから解き放たれた、夢のような構法でした。
空間をデザイン、ライフスタイルをデザイン
『スーパーRCフレーム構法』により制約のないプランニングが可能になった「芝パーク・タワー」。間取り図をすべて見てみるとその成果は一目瞭然でした。それぞれのフロアの住戸構成もさまざまならば、住戸内のプランニングも実に多彩。超高層住宅の中にメゾネットプランまで用意されるという、驚くべき自由度が実現されているのです。
居室内に柱がない分、部屋の角はきれいなスクエア。つまり家具の置き方も自由自在。空間を無駄なく隅々まで活用できるようになりました。高い天井高にハイサッシ、ワイドに広がるのびやかな空間は、まさに価値観に縛られることなく、自分らしさを演出できる住まいを手中に収めることができるといえるのです。
さらに、この構法は将来的なメリットも生み出しました。家族構成やライフスタイルが変化した場合、そしてメンテナンスの際も、構造壁・柱がないので居住空間を自由に変更、リフォームができるのです。フレキシブルな可変性は、ライフスタイルの多様化に対応するための欠かせない要素として、その後のマンション建築に定着していきました。
スクラップビルドを繰り返していた日本の建築の寿命を、強度、ライフスタイル両方の側面から延ばすことを可能にした建築技術の革新。それが住まい手自身で住空間や、ライフスタイルをデザインすることにつながっているといえるでしょう。

躯体施工中の様子。間取りの配置はこの後の工程のため、梁と、柱のないダイナミックな空間が広がっている。

最上階のメゾネット住戸に生み出された2層吹き抜けのリビング空間。柱が窓の外にあるのがよく分かる
技術はさらに進化し、スーパーRCフレーム構法とラーメン構造の両方のメリットを採り入れたり、技術を混合したものも登場しています。それは安心や安全を考え、より強固で高層の建築物を世の中に送り出すということだけではありません。その空間で過ごす人にとって快適であり、その人らしさを失わない場所であること。それが都市居住のひとつのあり方なのかもしれません。
2005年10月末、第3次内閣を発足した小泉政権。その始まりが21世紀を迎えた2001年のことでした。予想を覆しての当選、組閣においては田中眞紀子外相の起用など国民の注目を集め、支持率はなんと80%超。メールマガジンの発行や流行語の発信、キャラクターグッズも販売されるなど連日報道の中心になっていました。
部屋のデザインを自由にできて、しかも耐震性にすぐれているなんて、素晴らしいですね。
リフォームで部屋割りが変更できれば、住み替えで売るにもいいですよね。
投稿者: ゆず (2006年4月18日)