住まいのヒストリー 三井の住まいづくりのこだわりブログ。コメントお待ちしています。 「みんなの住まい」メールマガジンのご案内
地下室で暮らす?その快適の仕組み
単に住むだけではない住まい
1996年、集合住宅が年々増加し、都市における住まい方の多様化は、新たな可能性を模索する段階へ進んでいました。93年に始まった第6次マンションブームが続く中で、95年に起こった阪神・淡路大震災の影響により構造・耐震などへの関心が高まり、豊かな住まいづくりのポイントとしてある調査では「住性能」がいちばんにあげられていました。一方では、デザインという付加価値の提案からデザイナーズマンションという市場が生まれています。単に住むだけでなく、そこでの暮らしをより豊かなものにというニーズに応えるマンションが求められていました。
そして、三井不動産がそのひとつのカタチとして生み出した集合住宅が「パーク・コート浜田山」です。東京23区内でも、落ち着いた住環境が残る街として知られる、杉並区浜田山。
視覚的な効果によって建物のイメージ形成の大きな役割を果たしているウィンドウ
その街並みと調和し、集合邸宅としての秩序あるまとまりをみせ、さりげない風格を持つその姿。
“館”というコンセプトを打ち出し、閑静な住宅街にふさわしい低層3階建ての住棟配置。御影石調吹き付け仕上げ、
割肌調100角タイル、鋼板張りの異なる3種の外壁材を用い、重厚感と洗練を伝えています。
さらに特徴的なのが、建物のディテールです。
“館”のイメージを決定づける瀟洒な三角屋根付のドーマウィンドウ(出窓)。
欧州の中世都市を思い起こさせる石畳の小道や広場など、建物と敷地を総合的に捉え、建物環境の創造をもテーマとして考えられていました。
建築の可能性が広がっていく
さらに「パーク・コート浜田山」で話題になったのが、光と風を呼び込むライトコート(建物の間に作られる吹抜け)の多用、半地下空間を利用した高い天井のある居室、ロフトなど、建物構造を利用した住空間の新しい試みです。
建物の各所に設けられたライトコートは、洗面室やバスルーム、トイレなどの水まわりにも光と風を呼び込むことを可能にしました。ライトコートの設置により、各住戸の独立性も高まり、一戸建てに近い居住性を得ることにも成功しました。
また、1994年の建築基準法の改正により、住宅地下室の容積緩和がなされ、それをきっかけに半地下空間を利用した新しいタイプのメゾネットプランを提案しました。
それまでの地下室というと、光の全く入らない文字通りの「地下空間」として居住空間とは別の扱いをされていましたが、居住空間のために考えられた地下スペースは、限られた土地を最大限に利用するための、斬新なケーススタディとして注目を集めました。
ライトコートによって多くの開口部を作ることができる。自然光や風が通り抜ける小窓が創られた洗面室
地下室に庭。新感覚の住空間
「パーク・コート浜田山」で採用された地下空間は、建築基準法の改正前では地下室に相当していた空間を居室として利用するもので、サンクガーデン型と呼ばれるものです。
これは、地下室の前に大きな空間を作り、快適な居室として使える採光・通風を確保した部屋を作る方法です。まるで戸建住宅で目の前に庭が広がるように、自然の光を取り入れて豊かな植栽に彩られています。下階をリビング・ダイニングとして、その前庭がタイル貼りの「サンクガーデン」、リビング・ダイニング上部は吹き抜けにし、天井高は約5m。天窓からさんさんと降り注ぐ陽光は、地下というイメージを全く違う空間に覆すものとして、多くの人々に受け入れられました。
多様化した住まいのニーズに対し、常に時代の変化を捉え新しい居室空間を考える。より有効に利用するための工夫にはアイディア溢れる仕組みがたくさん仕掛けられています。
左:歩道沿いの植栽は“館”のコンセプトとも調和した美しいヨーロッパ風の形が常に保たれている。
右:ドーム型の屋根を持つパーゴラのある管理センター、敷地内は豊かな緑に溢れていた。
までできなかったことにチャレンジする時、アイディアと工夫、そして柔らかな頭で向き合わなくては「できない」という固定概念から抜け出すことは難しいでしょう。変化を真っ先に受け入れる強い意志が一歩先に何かを生み出す秘訣なのでしょうか。


時代物語
1996年、スーパー業界で元日営業が次々スタート。これは、大規模小売店業界の競争激化という背景による、開店日数などの規制緩和により実現。その動きは年々加速し、スーパー、デパートだけではなく、家電量販店にまで広がっています。“年末の買出し”などの季節の風物詩は、徐々に薄まっていくのかもしれません。
正月であっても生鮮食料品に困ることがない近年
正月であっても生鮮食料品に困ることがない近年
トラックバック URL
http://blog.37sumai.com/cgi-bin/MT/mt-tb.cgi/459  (トラックバックされる際の注意点
コメント 一覧

住宅が地下になって採光も確保できるなんて、思いも付かない発想ですね♪地下と言うと『薄暗い』ってイメージが強かったのですが、考えが変わりました。


投稿者: さくら (2006年3月 6日)

地下室は水害に弱いと聞きますが、その点が大丈夫なら、地下室もいいですね。


投稿者: ゆず (2006年4月18日)

地下室ってなんだかわくわくします。一度暮らしてみたい!


投稿者: けぃちゃん (2006年4月25日)

空間の作り方が素晴らしいですね。外観もとってもイイです。


投稿者: 陸奥B子 (2006年6月25日)

地下室のイメージが一変しました。
すごい発想ですね。


投稿者: まつ (2007年2月 2日)
コメントに投稿すると、抽選でプレゼントが当たる!
この記事にコメントする
 メールアドレス(※半角英数字で入力してください。
※サイト上には公開されません。
 ニックネーム(※全角で10文字以内で入力してください。
※サイト上に掲載されます。
 次回のコメント投稿時にメールアドレスとニックネームを自動で表示しますか?  表示する
 コメント 
 住まいのヒストリー投稿規約(※必ずお読みください。
下記の規約を承諾いただける場合のみ投稿いただけます。