「知」が集まる複合開発
海に開けた湘南の地は、常に時代の最先端、新しい文化を柔軟に受け入れてきた土地です。その特性をいかし、21世紀に向けた国際交流拠点として生まれた「湘南国際村」。敷地を「研修・研究ゾーン」「交流・サービスゾーン」「住宅ゾーン」にゾーニングし、さまざまな機能を持つ街が形成されました。
その中心的施設が「湘南国際村センター」。研修、研究、会議、宿泊施設が揃う複合施設で、国際的なシンポジウムやセミナーの開催地として活用されています。そのほか、「総合研究大学院大学」「(財)国際生態学センター」「(財)社会経済精算性本部国際交流センター」など、国際的文化交流の拠点の役割を担う施設が多数集まっています。

街の核ともいうべき施設。湘南国際村センター
広い空を楽しむ街づくり
「湘南国際村」の中央に配された住宅は、敷地の約60%を緑に囲まれた素晴らしい環境の中に生まれました。海と自然に囲まれた湘南は、古くからリゾート地として親しまれてきた土地。
その要素を大切にし、気持ちの安らぐ美しい街づくりを進めたのです。弧を描く美しい道路、そこに植えられた街路樹、街全体に配置された遊歩道のある公園、電柱もアンテナもない景観。
すべてがこの土地ならではの美しさ、優美さを強調するようにデザインされています。
それは住戸そのものについても同じです。たとえば屋根。
建物の外壁に対して非常に勾配が緩やかなデザインですが、その効果はいくつもあります。日差しが垂直に近い角度で入る夏は大きな日陰をつくり、日差しの角度が低い冬はなるべく多くの日光を取り入れられる。長い庇(ひさし)は安定した家の姿を演出し、街の統一感も生む。天空率(空の広がり)を高める……。
屋根の形状のひとつとっても、豊かな暮らしに結びついているのです。
天空率でいえば、屋根の他に外構の植栽も道路の側から灌木、低木、中高木と徐々に高く構成していたり、道路を挟んで向かい合う南北の住宅間の距離を約14メートルにしている点も空を広く感じてほしいという願いからでした。また、住宅配置にしても南西向きの斜面という立地を考慮し、北入りの住戸は南入りの住戸より一段高くすることで、眺望をよくしているため、海を借景として楽しむことができます。一方、南入りの住戸はその分、家の南面に広い庭を確保できるため、暖かい日射しやさわやかな風をいっぱいに受けたガーデンライフが楽しめます。

敷地街内並み。電柱がなく、すっきりと抜けきった空が気持ちよい

住宅配置概念図
調和した街並みと対峙する個性あるプラン
住戸プランにしても画一的にはならず、使いやすいベーシックなプランから個性的なプランまでさまざま。なかにはリビングやキッチンとバルコニーに連続性を持たせ、まるでアウトドアリビングのような風情を演出していたり、リビングとキッチンにスキップを設けることでプライバシーと眺望に配慮したりと、かなりテーマ性の強いプランも実現しています。
空、海、風。湘南の豊かな自然を満喫できる街の計画に、さまざまなライフスタイルに対応する住戸。湘南国際村の住まいは、まさに湘南の恵まれた自然と、それが育んだ文化的、歴史的な背景にふさわしい品のある暮らしを生むといえるでしょう。
また、国際交流の拠点として、ユニークな試みをしていることもこの街ならでは。運営管理委員会がホームステイ・ホームビジット活動を積極的に支援するなど、街のコミュニティづくりの新しい可能性も提唱しています。一方で、敷地内には地元農家が新鮮な野菜や果物を直売する朝市がたち、大切に育まれた地域の暮らしも大切にしています。
21世紀型の新しい複合開発は、育まれてきた文化を大切にしながら、新しい可能性も同時に模索。この街は、まだまだ現在進行形で進んでいるのです。

道路から見ると途切れることのない緑の街並みが続く
文化や歴史を大切にしながら、今という時代のニーズに応えることのできる住まいをつくる。様々な施設との融合を果たしながら住宅としての存在感を創りだす。デベロッパーとしての力の見せ所は、街を創ることにあるのかもしれません。
円高が続き、物価は下がらない。暮らしが圧迫される中で、複雑な流通経路が見直され、小売価格と異なる安価な価格の軸としてあっという間に酒類や電化製品など様々な業種で「オープン価格制度」が受け入れられた年になりました。「価格破壊」という言葉も流行し、消費者側の商品選びに対する選択の幅が広がったといえる1994年でした。
すてきな家を建てることは私にとって生涯の夢。しかし建てるにはそこの土地にもこだわってしまいます。やっぱり風景が見える見晴らしの良い場所がいいですね。湘南国際村はそんな私の理想の場所だとおもいます。
投稿者: Dorem (2006年2月27日)