1990年頃まで超高層住宅に住むことは希少であり、特別な感覚があったことでしょう。時代の最先端の象徴、あるいはひとつのステイタスシンボルだったといえます。
近年、建築技術の向上、規制緩和や再開発の影響などもありタワーマンションは急増。都心のスカイラインは、個性を主張した華々しいデザインの建物が競いあうまでになりました。
日本で初めて超高層住宅が建てられたのは、
1971年の「
三田綱町パーク・マンション(三井不動産レジデンシャルのサイトへ)」。「芝パーク・タワー」にも程近い、東京都港区三田にあるこの建物は、三井不動産の都心回帰を願う思いと、鹿島建設が開発した、当時最高峰の技術とを集約して建設されました。
その後のRC造・ラーメン構造の時代、そして1995年の阪神・淡路大震災などの影響も経て、超高層建築における技術革新はめざましい発展を続けてきました。一方、超高層住宅での華やかなライフスタイルは憧れからスタンダードへと変化し、新しい価値を次々と求められる時代になっていきました。