当時、拡大傾向にあった住宅市場においては、規格住宅型と高級志向型の二極化がありました。また、感度のいい30歳台の若年層が積極的に購入に動き始めていました。
そこで第1に採用したのは直前に販売されて話題になった「
浜田山住宅」での経験を生かした方式です。それは、東京・杉並区浜田山の全19棟の戸建住宅で、設計を建築家の清家清氏ら10人の専門家に依頼。建売住宅といえども、1棟ごとに異なった外観を持った住宅が大評判となり、住宅雑誌に幾度となく掲載されました。中でも八角形の外観を備えた住宅は、その外観もさることながら、室内の生活導線まで考慮された家として後々まで語り継がれました。
「サニータウン上尾」も、清家氏ら、一流の建築家に設計を依頼しその知恵をいかすことで、“注文住宅と同等の”個性的な家が立ち並ぶ街が誕生したのです。

歩道も整備され、ゆったりした広さで整然とした家並みが連なっている